「農民」記事データベース20010618-497-07

生産・流通こぼれ話

新鮮野菜を供給する都市の農業 税金問題を選挙で大いに語ろう


●東京の野菜は、十数年前までは東京都中央卸売市場の入荷量順位でベスト10に入るほど多かった。現在でも18位と新鮮野菜を都民に提供し、大きな役割を果たしている。

●先日、東京・町田市の農家を訪れ、兼業農家から話を聞いた。「野菜は市場に出荷していたが、安くてあわない。今は自家用しか作っていない」

●ビックリしたのは税金。市街化区域で固定資産税がガッポリ。さらにビックリ仰天が相続税。農家一戸当たり平均二億五千万円以上!(東京農業会議所調べ)。そして追い打ち爆弾が「相続税納税猶予制度の見直し(廃止)」である。田畑は「資産」ではない。国民の大事な食糧を生み出す土地なのだ。

●この税金問題を参院選挙で大いに語ろう。もうマゴマゴしてはいられない。世の中変えたい、孫を泣かせない一心で替え歌を作ってみた。

 ♪「孫」の替え歌
     佐藤龍雄・作
なんでこんなに高いのかよ
 手をかえ名をかえ税金は
じいちゃん みんなも
 そっくりとられ
税務署まかせは
 鬼よりこわい
百姓いじめの政治
 変えれば えびす顔
(生産流通対策部 佐藤龍雄)

(新聞「農民」2001.6.18付)
ライン

2001年6月

農民運動全国連合会(略称:農民連)
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2001, 農民運動全国連合会