「農民」記事データベース20010604-495-08

生産・流通こぼれ話

広がる大豆畑トラスト運動と問われるマスコミの報道姿勢


●「広がる大豆畑トラスト運動」「豆腐店も“一丁”協力…」大きな見出しで七段扱い、写真もあってなかなか良い記事が、五月十九日付け日本農業新聞に載っていた。東京・新宿の地域で、素晴らしい運動を作ったのは、茨城県南農民組合と新婦人新宿柏木班、それに商店街の人達。しかし、記事には「地区の女性会が、同組合から農産物を共同購入している縁で…」と書かれている。せっかくなら人の名や団体名は(本人が匿名を望まない限り)はっきり記すべきと思う。なにかうさん臭い感じがする。

●テレビ、新聞などマスコミの影響は大きい。先日テレビ朝日で大橋巨泉さんが「小泉首相の支持率の高さ」について「それはマスコミが持ち上げたから!」と発言。質問した久米宏さんは、マスコミの一員として責任を感じたのか、返す言葉もなく、ただ茫然と。

●「森ダメ!自民ダメ!」と国民の声は大きく広がっていたのに、森派の会長、小泉さんが首相になった途端、「何か期待できそう」と盛んに持ち上げたのは、まさしくマスコミ。それに対して文句を言っても…馬耳トーフ?!でも黙っちゃいられない。“一丁”やったるぜ! この選挙で!

(生産流通対策部 佐藤龍雄)

(新聞「農民」2001.6.4付)
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2001年6月

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