汗かき、楽しみながら青年が悪戦苦闘茨城・第8回百里田植交流会
五月二十日、五月晴れの下、茨城・百里平和農園で第八回田植え交流会が開かれました。農民連青年部、民青同盟、高教組青年部、百里平和委員会などの常連に加え、今回は国土交通省に勤務している青年や地元農業大学校の鯉淵学園の学生など三十人が参加しました。 初参加者は、裸足になり昔ながらの手植えに戸惑いながら、こわごわと田んぼに入り指導を受けながら見よう見まねで植えました。「気持ちがいい」「足が抜けない」「腰が痛い」「ちゃんと植わっているか心配」など感想も様々でしたが、土の感触を楽しみつつ、つかのまの農業体験を楽しんでいました。 真夏を思わせる暑さと泥との悪戦苦闘で、みんな汗びっしょり。約一時間で田植えを終えると、待ちに待ったお楽しみ交流会へとなだれ込み、まずは流した汗の分を取り返すかのように冷えたビールを飲み干し、あとはバーベキューとカレーライスで空腹を満たしました。 お腹が満足した後は、平和委員会から航空自衛隊百里基地の軍民「共用」や憲法九条改悪の問題をはじめ、百里基地をめぐる平和運動の説明を受け、イベントのテーマの一つである“平和”について考えると同時に、参加した若い夫婦が連れてきた赤ちゃんの寝顔を見ながら「この子のためにも、平和を守らなければ」と痛感しました。 学習の他に、ヒューマン・ファーマーズのユーモラスな会話と歌で、楽しい気分を満喫しました。交流会は、参加者の日焼けした顔がつくり出す、素敵な笑顔で幕を閉じ、「また稲刈りで合おう」と、約束しました。 (茨城 前田修一)
(新聞「農民」2001.6.4付)
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[2001年6月]
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