分析センターだより有名冷凍食品企業が来所
●三月中頃、分析センターに有名冷凍食品企業の品質管理部の方が来ました。先に新聞「農民」で発表した基準値を超える残留農薬を検出した冷凍ホウレンソウの製造企業です。この企業では一年に一度厚生省認定機関で二十検体ほど検査し、現地(中国など)でもいくつかは検査しているが、とてもすべての製品はできないとのこと。実際に残留農薬が検出されることもあるそうです。しかし、検出される量は、残留基準値を越えることはないので大丈夫だと力説していました。 今後、この企業は中国などでJASの有機認証を受けた農作物の生産と輸入を行う計画があり、これにより農薬の問題や流通などをはじめ、対策が整うはずだと話していましたが、みなさんはどう思われますか? ●二〇〇〇年度の分析センターの分析件数は、百六十九カ所からの依頼で六百五十二品目。設立から五年目を迎えて、依頼件数は年々増えてきていますが、昨年度の依頼検体数の四割ほどは農事組合法人房総食料センターからのものでした。 分析センターの存在は知っていてもどう利用していいのかわからないとか、ニーズが低いとか、分析してほしいことができないとおっしゃられる方もいると思います。実際に、寄せられた要望に応えたいと思うものの、どうにもできず、ご迷惑をかけたり、悔しい思いをしたこともありました。 受託体制、分析項目、依頼費用など様々なハードルは、分析センターをもっと多くのみなさんに利用してもらうことで、また、みなさんと分析センターとの距離を近づけることで越えてゆけると思っています。まずは一本、お電話を!
(新聞「農民」2001.5.14付)
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[2001年5月]
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