ビデオ完成「危ない!! あなたの食と健康」企画・制作 全国食健連・農民連
お待たせしました。全国食健連と農民連が共同制作したビデオ「あぶない!! あなたの食と健康」がようやく完成しました。 商社や多国籍企業による「開発輸入」で、いまや世界最大の食料輸入国となった日本。農業つぶしを推進する政府によって、自給率が下がる一方、海を越えて入ってくる安い農産物や食品には、本来人間が口にしてはならない農薬、添加物や病原菌が残留しています。 映像は、いかに日本人の食べ物が輸入に頼っているかを告発。収穫直前のホウレンソウに農薬を散布する姿や、その加工工場を映し出します。 輸入された冷凍野菜から農薬が検出されるシーンや、増える子供のアレルギー疾患に対し、米やみそなどを中心にした安全な国産農産物を使った日本型食生活の重要性を呼びかける医師。 産直で市場や街を活性化しようとする元気な生産者や消費者の取り組みなども紹介。見る人に現状の警告と展望を示し、打開への運動を呼びかけています。 全国食健連と農民連は、このビデオをさまざまな機会に上映し、WTO協定の改定、他の品目にもセーフガードの発動を求める運動とも結びつけ、おおいに普及をと呼びかけています。
大いにビデオ普及したい新潟県 杉本哲雄さん新潟県農民連上越支部の杉本哲雄さん(66歳)は、種籾の準備作業の合間にこのビデオを見た感想を寄せてくれました。「なんの気なしに食べていたハンバーガーなど輸入農産物が危険だとは、新聞『農民』で報道されたが、動く映像でみるとまた違う。新聞だけでなく、おおいにこれも普及したい。日本型食生活を守るためにも、今年から減反する田に大豆を作る」
コンパクトでちょうどいい長さ栃木産直センターと新婦人浮島班栃木産直センターでは、新婦人足利支部浮島班と産直センターとの今年の産直の話し合いに九人の女性が参加してビデオを鑑賞しました。そのとき出た感想は「コンパクトでちょうどいい長さよね」「人件費が日本の三十分の一という安い中国で、日本商社が開発輸入して利益を上げているのだから、私たちももっと日本の生産者の作った農産物を食べないことには、農業がなくなってしまう」と、五人が新婦人会員になり、野菜ボックスをとることになりました。 (栃木産直センター 吉田)
(新聞「農民」2001.4.23付)
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[2001年4月]
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