ご存知ですか?国民健康保険での退職者医療制度個人負担分が三割から二割に
国民健康保険(国保)一般加入者の医療費自己負担は三割ですが、会社や役所を退職し、厚生年金か共済年金を受給、またはこれから受給する人は、七十歳まで二割(家族は三割)になる「退職者医療制度」があるのをご存じですか。 朝日新聞二月二十四日付によると、昨年一月までに全国で五十四万人の潜在的な対象者が見つかり、市町村への厚生労働省の指導で二十九万人が退職者制度へ移行したと報道されています。ということは、まだ漏れている人がいるということです。 ある市役所に問い合わせると「この制度は、厚生年金か共済年金に二十年以上または四十歳以降で十年以上加入していた本人が退職し国保に加入申請するとの保険証が出るはずなのですが…」とのことです。 定年などで退職して就農、農民連会員になる人も多いことから、以上の条件に該当する組合員は、自分の国民保険証を調べてみましょう。 保険証の表にのマークがなかったらすぐに、これから年金を受給する人は年金証書を受け取ってから二週間以内に市町村に届け出ましょう。 この制度は七十歳まで適用され、七十歳以上は原則一割負担の老人医療制度に移ります。
(新聞「農民」2001.3.26付)
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[2001年3月]
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