「農民」記事データベース20010326-486-03

農民連 各県連が大会


兵庫

 兵庫県農民連は二月二十五日、第十三回大会を開催しました。大会前日には、新聞「農民」六百部まで残り六部とのFAXを役員に送信し、一日で十二部を拡大。六百部を超えて当日を迎えました。

 討論では、「声をかければすんなり購読してくれる。いままで声をかけていなかったことが反省される」と夫婦二人で協力し、三十分で六部増やした経験が報告され、それならもっと増やせるという話に。

 「女性部をつくり、加工品をどんどん販売しよう」と女性も元気に発言。玉ねぎの大産地・淡路の四つの町でセーフガード発動を求める請願を採択させた取り組みや、農業所得標準が廃止される税金申告も論議になり、明石の山田尚美さんが「最初はチンプンカンプンだったが、三年前から自分でやり出し、今年はひとりで書きあげた。だれでもできる。みんな記帳簿をつけてやりましょう」と呼びかけました。

 参加者アンケートでは「年間を通じて税金学習会を開いてほしい」という声が多く出され、兵庫県連は「今年こそ、みんなで税金に取り組み、仲間を増やそう」と話しています。

(兵庫県農民連 辻本悦子)


広島

 三月四日、第十三回広島県連大会が開催されました。

 自らの二部・三部と新聞「農民」を拡大した経験をもとに、「意識的に、足を運べば受け入れてくれる、目標をやりきる組織にしよう」と大半の発言者が確信を語りました。また、中山間地所得補償をめぐって活発な討議がなされました。「自公保政府は中山間地農業を本気で守るとはとうてい考えられない」「年寄りが大半の村で、五年間は続けることを要件にしたり、減反を集落でやりきれ、面積要件を一ヘクタールとするなどとんでもないことだ」「農民連の全国的な交流を願いたい」という意見が相次ぎました。

 セーフガード発動を求める運動の広がりを反映して、県農協農政協議会会長、県北部農協連絡協議会会長、県酪農協代表理事、三次市市長など多くの農業団体、自治体首長からメッセージが寄せられました。

 委員長に大坪求、事務局長に吉村正登の各氏を再選しました。

(新聞「農民」2001.3.26付)
ライン

2001年3月

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