クローズアップ茨城いま“大豆”が大モテ広がりは無限
地元の大豆を豆腐、油揚げ、ゆば…に加工県西 注文増え続け、大好評豆腐業界関係者の話では「現在、国内で販売されている国産大豆一〇〇%表示の豆腐は、ほとんどが混ぜもので、三割混ぜてあれば良心的、五割は当たり前の世界」だそうです。こうした状況のなかで、茨城・県西産直センターは、地元で栽培した大豆をヨシコシ食品(栃木県佐野市)に製造を依託し、新婦人ボックス、パートさん、生産者、他の産直組織に販売を始め、好評を博しています。一カ月前に販売を開始しましたが、週に一度の注文時にパートさんや生産者からの注文数も増え続けています。 この豆腐はコクがあり、なめらかであっても、細かく角切りにして楊枝で刺して持ち上げてクルクル回しても荷崩れはしません。 豆腐以外にも、生揚げ、油揚げ、がんもどき、さしみゆば、ドーナツ、納豆、豆腐コロッケ、豆腐メンチなど、種類も豊富です。とくに昔ながらのキョーギに包まれた大粒納豆、生揚げ、油揚げは大好評です。 原料はすべて遺伝子組み換えをしていない県西産直センターの大豆です。品種はハタユタ力でタンパク成分が他の大豆より多く、豆腐に適しています。 ヨシコシ食品からは製造原価で購入できるため、販売価格も安いのも好評の一因ですが、全部手作りで製造技術もすばらしいものです。 同食品は毎月第二、第四の日曜日に朝市を開いていますが、遠方からも常連客が押し寄せ賑わっています。 (茨城・県西産直センター金子周一)
県南 小学校に招かれ 豆腐づくりの先生に茨城県藤代町の高須小学校の三、四年生十九人と、一月三十日、豆腐作りをしました。この子どもたちは、昨年大豆を作り、豆腐屋さんの見学などもしています。調理室で拍手の中で迎えられた時は、期待感いっぱいの三十八の瞳に圧倒されそうになりました。 「私は、農家が農業で暮らしていけるように、農業を守る仕事をしています。 大豆は、日本人が食べる量の百分の三くらいしか日本で作っていません。今日はみなさんとおいしい豆腐を作りたいと思います」と、まずは自己紹介。 豆腐作りのポイントを説明した後、三〜四人のグループに分かれて作業開始。 時々、「杉山先生ちょっと見てください」「杉山先生これでいいですか」と…。 「本当に固まるかな」と内心でドキドキしながら、できた時は「ヤッター!」「豆腐だ!」と歓声が湧きました。そして食べたら、どの子も「おいしいー」と。この子たちの中から将来豆腐屋さんが出るかも、と思うほどみんなよくできました。 (茨城県南農民組合杉山恵美子)
県央 坂田よてさんの(大豆製品)超力ンタンお料理坂田よてさんは、茨城中央 農民組合のおかあちゃん。魚と肉以外はなんでも工夫して作るスゴ腕さんです。豆腐の寄せ蒸し
(材料)
(作り方)
油揚げの袋煮 *田んぼ仕事の時は、よくコレを作ってお昼に食べるそうです。出し汁がジワーとお口の中に広がって、力仕事の合間にはうってつけ!
(新聞「農民」2001.3.19付)
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[2001年3月]
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