生産・流通こぼれ話群馬の「ビックリジャンボ」中国サヤをヒックリ返すか
●築地市場の東京中央青果有機農産物コーナー担当の佐藤武夫さんは、農民連に大きな期待を寄せている。農民連シールが市場の中に、八百屋さんの中に、大いに目立って欲しいと武夫さんは、関東の農民運・産直センターを訪ねるなど意欲的。 ●三月二日には、群馬農民連から声がかかり、私と武夫さんが訪ねた。武夫さんは卸売会社のセリ人としてもベテランで、産地まわりの経験も豊富で、群馬をよく知っていて、集まった人達をビックリさせていた。ビックリと言えば、碓氷安中の生産者から「ビックリジャンポを市場出荷したい」と話が出された。ビックリジャンポはジャンボインゲンとも言い、平べったい形でモロッコインゲンに似ているが、さらに大きい(幅二センチ・長さ二十センチぐらい)。サヤは甘く柔らかくとてもおいしい。今年は本格的に作っていくとのこと。武夫さんは「面白い商材だ。ぜひ販売したい」と期待。生産者は今まで十人くらいだったが「市場で期待している」ことを聞き、新たに女性群が四人も加わった、と嬉しい後日談があった。 ●中国から超安値のサヤエンドウが大量に入っている。甘み、香り、色つや、栄養どれもビックリジャンポの方が良いのはハッキリしている。でも実際に八百屋さんや消費者に食べてもらって、ビックリさせたい。六月中旬の出荷、今からビッグな楽しみである。 (生産流通対策部佐藤龍雄)
(新聞「農民」2001.3.19付)
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[2001年3月]
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