PR版を力に、新聞「農民」 一万部拡大めざす三月末節目 目標の達成に全力をあげよう
農民運動全国連合会
第十三回大会は、二十一世紀の初年度である今年、生産や流通との提携・多面的な産直、WTO協定改定やセーフガードの発動を求める運動などとともに組織拡大の飛躍、特に新聞「農民」の一万部拡大をよびかけました。そして、その半分を三月末までにやりあげることを提起しました。
これまで、税金要求の実現と結んだ組織拡大が各地で展開され、会員拡大が例年を上回るテンポで前進しています。新聞拡大では、新年度以降、秋田百七十六部、山形百六十五部、福島百七部など三十三都道府県で前進し、全国で千五百に迫る成果となっています。
特徴は、秋田や山形・田川のように、役員会が決めた目標を断固としてやりきる決意を固め、みんなで手分けして激励しあいながら運動を進めていることです。同時に、二度にわたって発行した新聞「農民」PR版を読んだ会員から「これなら胸を張って広げられる」と歓迎され、紙面の魅力を力に拡大していることです。「税金相談会」が開かれ、その参加者の中にも新聞「農民」が広がっています。
農家は、農民連を待っている
農民運の加入や新聞「農民」の講読をよびかけられた農家から「新聞はおもしろい」「よく声をかけてくれた」という反応が寄せられ、価格暴落による経営の苦悩、将来に対する不安の声が吹き出しています。農民連が取り組んでいる「もの作り」や多様な産直、税金対策などのよびかけに大きな関心や共感が示され、各地から「農家が農民運を待っている情勢だ」という報告が寄せられています。
農民運本部には、「ハンバーグのパンや冷凍野菜から危険な農薬検出」などの記事を見た消費者から連日のように電話やメールで問い合わせや講読申し込みが寄せられています。
躍進のカギは会員に依拠した活動
いま大事なことば、けっして拡大の数を追い立てるだけでなく、会員が自分自身が農民運の活動でつかんだ確信、新聞「農民」の紙面の魅力を力に、どれだけ多くの人たちにPR版や見本紙をもってよびかけるかどうかです。また、役員が団結し、決めた目標を断固としてやりきる構えに立つかどうかです。
いよいよ三月も残すところわずかとなりました。農民運と新聞「農民」が農民からも消費者からも熱く注目されている情勢を生かし、すべての都道府県連と単組支部・班が三月末までの節目標の達成に全力をあげることをよびかけます。
(新聞「農民」2001.3.19付)
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