納入業者泣かせる大手スーパーの裏ワザ
二月上旬、野菜の品薄の中“緊急輸入”を看板に、野菜の安売り合戦を大手スーパーが行った。「通常の四倍も売れた」ところもあり、鼻息が荒い。以前“消費税還元セール”で派手に宣伝し、売りまくったイトーヨーカ堂のことを思い出した。そのスーパーは水産仲卸の納入業者に後日、消費税還元分を値切っていた。 テレビでお馴染み「伊東家の食卓」ではないが、今回も「裏ワザ」があったのではないかと早速調べてみた。やはりあった!ある市場では一品(国産野菜)で千二百箱、総額で約六十万円を納入業者に損をさせていたことが分かった。緊急輸入の「仕掛け」ではなく、業者へのひどい「仕打ち」で安売りをしていた。ツケは最終的には生産者への買いたたきにつながる。 大手スーパーの勝手な横暴を許すことは出来ない。 (生産流通対策部 佐藤龍雄)
(新聞「農民」2001.3.5付)
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[2001年3月]
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