千葉・東総農民センター大豆トラスト畑の収穫祭消費者からのお便り
千葉県農民連の東総農民センターの大豆トラスト畑の収穫祭が十一月十八、十九日に開かれました。今回で三回目。収穫祭には消費者の代表も出てもらい、準備委員会を作り、幅広く呼びかけました。 トラスト畑運動には県内はもとより、東京、神奈川、埼玉、遠く関西、四国、北海道などからも参加し、現在九十人。今年は北海道大学の先生と学生四人が参加し、新聞「農民」の読者も増えています。 収穫祭に参加した東京・荒川区の為我井雅子さんから便りが寄せられました。
安心大豆づくりの収穫祭に家族で参加、元気をもらってきました。 大豆トラストの会員五十人余で二十アール余に大豆を育ててきました。種を播いて花が咲いて、その間のびる雑草を抜き、虫をつぶし、やっと収穫です。昨年は台風やらハスモンヨトウ虫やらにやられ、収穫が危ぶまれましたが、今年は順調な実りでうれしい。 収穫作業は刈取らず、根っこから引き抜き、畑にしばらく干して乾いてからコンバインで豆をとります。茶色になった大豆のさやの中には、かわいい黄色の大豆の坊やがツヤツヤ並んでいてうれしい。一本一本ていねいに抜くこと一時間半。中腰での作業は、都会暮らしになれているものには、ちょっぴりきつかった。しかし、雲ひとつない澄んだ青空と心地よい田んぼをわたる風に吹かれて、楽しい汗をかき頑張りました。 夜は、千葉コープ産直の家で収穫祭。東総農民センター女性部手づくりの料理がどかっと並びました。なかでも地場産のモツの煮こみ、特産のピーナツの煮豆をはじめ手作り豆腐、炭火焼の厚揚げに舌鼓を打ちました。地酒「富士の友」や会員の李さんがお国自慢のどぶろく(マッカリ)八本もふるまわれ、盛り上がりました。 収穫祭では、新聞「農民」の購読も訴えられました。実は私も愛読者。全国の農民のがんばる姿や勇気づけられる農民連の方針に大賛成。読んで投稿すると、またまた元気百倍。 なんとその場で八人が新規購読してくれることになり、ますますこの大豆トラスト運動にはずみがかかりうれしい。仲間とともにさらに、がんばっていこうと気持ちになった収穫祭でした。
(新聞「農民」2000.12.25付)
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[2000年12月]
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