各地の話題
産直10周年フェスタ大盛況京都の産直十周年の大イベント「ふれあいフェスタ」が十一月十二日、京都市のみやこメッセで開かれました。農民連や新婦人などが加わる同実行委員会が開いたもので、千八百人が参加。農民連の組合員が用意した千食分のお弁当は昼前に早々と完売。秋田農民連が出した芋の子汁には長い列ができました。 ステージでは、加悦町農民組合のみなさんが千本餅つきを披露。産直協の斎藤敏之事務局長のミニ講演などがありました。
醤油発祥の地和歌山・湯浅町訪ねる学習会「わかやま食料・農業・健康ネットワーク」(食ネット)主催の和歌山県湯浅町を訪ねる学習会が十一月十一日に行われ、私も参加しました。湯浅町は醤油発祥の地。文化文政時代には千戸の町に九十二軒の醤油屋を数えたといわれ、日本各地にその製法を伝えてきました。いまでは「角長」一軒のみです。「角長」には慶応二年に建った仕込み蔵が残っており、醤油を仕込んだ道具も保存され、先人の知恵と職人の汗が伝わってきます。 「角長」社長の加納長兵衛さん(74)は「昔ながらの醤油作りに誇りを持っている。その誇りを孫子の代まで伝えたい」と意気高く話してくれました。 また、妻木尚武町長と懇談しました。町長さんが、町民ぐるみで食文化、地場産業を守り発展させようと取り組んでいる様子がよく分かりました。
(和歌山県連 宇治田悦子)
大豆畑トラスト収穫祭ひらく新潟・県央センター新潟の農民連県央センターの栄町大豆畑トラスト収穫祭が十一月十一日に開かれ、新潟県内をはじめ埼玉や神奈川のオーナーなど三十人が参加しました。小雨模様でしたが、畑を見学したころには雨も上がり、サトイモや長イモ掘りを楽しみました。 昼食は菜飯のおにぎり、サトイモ、ニンジン、ゴボウなど具だくさんのおから汁、五目豆や漬物など多彩な料理。収穫した大豆を材料に作った温かい豆乳やおぼろ豆腐など、栄養豊富な大豆料理を参加者は満喫しました。 (新潟・県央センター 捧たみ子)
わが家の晩秋二題――“シメジ”と“おけさ柿”――十一月中旬すぎ、わが家の裏庭のアオケヤキの根元付近に昨年よりやや小ぶりながらも、直径十センチ前後のシメジが、落ち葉の間から、ワンサワンサと乳白色の色を輝かせています。肉質がやや固く、味噌汁の具に最高。
今年初めて「おけさ柿」の渋抜きと干し柿作りを妻と試み、築八十年近くになる古家のひさしにつるしてみました。晩秋の古家にピッタリと合ってか、通りがかりの人や近所の人の目にとまるようです。 (新潟県連 松井三男)
(新聞「農民」2000.12.11付)
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[2000年12月]
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