収穫の喜びみんなで各地の交流集会
船橋産直まつり千葉・3500人が参加十一月十一日、船橋産直まつりが、船橋農産物供給センターで開かれました。親子連れなど三千五百人の参加者は、ウォークラリー(野菜の収穫体験)や、消費者と生産者の対面コーナーなど盛りだくさんの企画で、小春日和の一日を楽しみました。会場には、センター婦人部や各支部が工夫を凝らして作った十三体のカカシが初お目見え。「日本人の胃袋は俺たちにまかしておけ」など農家の思いが伝わってきます。野菜で作られた宝船のオークションでは、東京新宿青果の杉田嘉一課長が、本物のセリ風景を再現。威勢のいい掛け声とともに飛ぶように売れていきました。 農民連の真嶋良孝事務局次長が、海外の安い労働力を使って生産し、日本へ輸出する商社や多国籍企業の実態を講演。「セーフガード発動を求める署名」が四百筆近くも集まりました。
被災者支援第六回収穫祭兵 庫神戸市西区高塚公園で、十一月十二日、第六回収穫祭が開かれ、二千人を越える参加者が農産物や焼きおにぎりの直売、琉球踊りなどで楽しい一日を過ごしました。これは、阪神淡路大震災の被災者支援を目的に食健連参加団体や、震災救援復興県民会議などが実行委員会をつくり毎年開いてきたもの。農民連の会員も家族で連れだって百十人が参加。会場では農民連会員らが、米も野菜も低価格で経営が苦しく、きびしい現実をアピールする寸劇を披露。祭りの最後を丹波農民組合の餅つきでおおいに盛り上げました。 (兵庫県連 辻本悦子)
東京産直まつり千人参加で大にぎわい十一月十一日、八王子市みなみ野駅前のイベント広場で、恒例の「東京産直まつり」が開催されました。東京産直センター組合、新日本婦人の会、東都生協八王子支部、東京農民連が取り組んだもので、約千人の参加者でにぎわい大成功。「沖縄の踊り」ではじまり、メインテーマの「地場の野菜を旬に食べよう」と題するパネルディスカッション。コーデイネータは石井正江氏(生消研)。パネラーは井野隆一(農業問題研究者)、佐久間廣正(全農林東京地本)の各氏と、消費者代表と生産者代表。ディスカッションの中で、消費者代表の平本しのぶさんが「国内の農業生産がなくなってしまったら、私たち消費者は、輸入農産物を買わざるをえなくなります。農業生産をやめないでください」と発言していたのが印象的でした。会場は新鮮野菜の直売のほか、「輸入農産物の超安値の秘密は 中国の農業事情と進む国土崩壊」「激増する輸入農産物と価格暴落」「セーフガードの発動を」と題するパネル展示に足を止めて見入る参加者が目立ちました。祭の最後は、母と子のグループ「鳴神流雷神太鼓(なるかみりゅうらいじんだいこ)」の勇壮な演奏で締めくくりました。 (東京産直センター組合 小澤徳仁郎)
(新聞「農民」2000.12.4付)
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[2000年12月]
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