岡山農民連が地元スーパーの5店舗で朝どり野菜出荷スタート
店内に入ると正面に並んだ瑞みずしい新鮮野菜が目に飛び込む。「この野菜は今朝とれたばかりの野菜ですよ」と、ハッピ姿の農民連会員。 岡山県連は地元のスーパー「天満屋ハピーマート」と提携、岡山、倉敷両市内の五店舗に朝どり野菜コーナーを十月十日から設置しました。初日の出荷はコマツナ、ネギ、チンゲンサイ、ミズナ、シラナ、レンコン、タカナ、キクナの八品。午後四時から開設したコーナーには、県連会員六人が立って対面販売しました。 この朝どり野菜コーナーには、市場の休日を除き年中出荷します。 あわせて毎週木曜日に五店舗を巡回するテント青空市の第一回目が十二日、倉敷市福島店で開かれ、会員二十数人が参加、野菜を中心に二十数種類の作物が並び、もちつきのイベントも開かれて、大にぎわいでした。 市場、青果会社、スーパーと懇談きっかけは、農民連が市場対応を模索するなかで知り合った岡山中央卸売市場内の田口青果 、田口秀男社長から今年六月、「朝どり野菜の出荷に協力してほしい」と声をかけられたこと。 県連は「地場流通を守る大事な運動だ」と、準備を進め、市場、マート、青果会社と五回にわたる話し合いをしました。このなかで市場問題についての認識ではほとんど一致しました。 毎日出荷続ける協力者増やして朝七時までの収穫が条件。これを毎日、年中欠かさず午前十一時までに田口青果 に運ぶ事業は並大抵のことではありません。 県連の役員、会員のなかには、「大変難しいなあ」とためらう声もありました。しかし「これこそ農民連が強調している地場流通を守る大事な運動だ。ぜひ成功させて外国農産物の輸入攻勢に対抗しよう」と、県連役員会で事業に取り組む事を決めました。 田口青果も担当者が直接生産地に足を運んで協力を訴えました。出荷協力者はなかなか増えず、一時は役員も落胆したこともありました。しかし、十月十日からの開始が決まってからは、県連の訴えにも説得力が強まり、協力を約束してくれる会員が増え、これまでに十数人が協力を約束してくれました。協力呼びかけの話し合いが大事な組織活動であることを痛感しました。 (岡山県連 中庭克之)
山 形置賜農民連青年部結成山形県置賜農民連青年部が九月七日、二十歳から二十八歳までの六名の青年が集まり、結成されました。置賜では、今年三月におこなわれた全国連青年部の総会に二人を送り出し、その後、全国連の菅井青年部長を招いて全国の青年部の話も聞き、結成を準備してきました。 総会では、月一回交流会を開く、田川や全国の青年部員と交流するなどの活動計画について話し合われました。 (置賜青年部 神部伸也)
(新聞「農民」2000.10.30付)
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[2000年10月]
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