食と農、地域経済守るグリーンウエーブ行動スタート
全国食健連の「食と農、地域経済を守る全国一斉共同行動」(グリーンウエーブ行動)が十月から各地でスタートしました。この行動では、(1)セーフ・ガード(緊急輸入制限措置)の発動(2)遺伝子組み換え農産物・食品の全面的な表示(3)自主流通米の値幅制限の復活など(4)ミニマム・アクセス米の廃止、食料主権を保障する交渉を――の緊急対策を求める請願署名の要請を農協や農業委員会などに申し入れたり、シンポジウムや学習会、収穫祭など多彩な取り組みを進めています。 和歌山=和歌山県食健会議は十月十日の新宮市・東牟婁郡を皮切りに行動を展開。十日には古座町の農協や農業委員会、那智勝浦町農協、同農業委、新宮市農業委員会など十二カ所を訪問、農協組合長らが応対し、すべて快く「検討する」との返事。 十一日には田辺市・西牟婁郡を回り、田辺市農協の倉本組合長と対話。十二日には、御坊市・日高郡の農業委員会や農協の十五カ所を訪問しました。 十三日には有田市・有田郡の農協や農業委員会を回りました。あたり農協の石田組合長は「緊急輸入制限の発動は重要だと思う。署名は検討する」との返事。四日間で七百七十一キロを走りました。 神奈川=神奈川食農健会議は十月十一日、五団体から八人が参加し、三コースに分かれてキャラバン宣伝と農協への要請行動を展開しました。湘南から横浜に向かったキャラバン隊は、農家との対話が進み、「いまの農政はおかしい」という怒りの声が共通 に出されました。県北に向かったキャラバン隊は、農作業中の農民と話し合いました。 北海道=北海道食農連絡会は十月十一日、十二日の両日、労働組合を訪問。北海道では、借金が二千万円だった農家も、いまでは四、五千万円までに増大、生活費もまかなえず、借り入れる農家も増えています。
(新聞「農民」2000.10.30付)
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[2000年10月]
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