「農民」記事データベース20001002-465-06

だだちゃ豆2000万円達成祝賀会

“仲間も販路も増やした”

山形・庄内産直センター


 「出させてもらったから会員になろう。会員になったんだからもっと出そう」――九月十七〜十八日、庄内産直センターの「だだちゃ豆二千万円達成記念祝賀会」と精算会が「いこいの村庄内」で開かれ、その場で一気に四人の新会員を迎えました。

 「前年比、取扱い量で七二%増の二十一トン、売上高は九二%増で二千万円!」。産直センター枝豆部会は今年、(1)生産者が出したいだけ出荷できるようにするとともに、(2)手取りをJA並みにする。(3)そのために、仲間を多いに増やすことにとりくんできました。まさに農産物の輸入攻勢に負けまいと、しっかり全国連の方針を受け止め、見事に達成。そして、四年間の苦労が実った祝賀会。

 歌ったり、踊ったり、喜びを体いっぱい表現する六十五人の参加者。「一人一人を大事にし、もの作りもしっかりやる」産直センターの雰囲気に接し、未加入だった生産者も「センターは大したもんだ」と言い、会員になることを決意しました。

 産直センターのだだちゃ豆は今年、平均単価で前年比一三〇%という高い評価を受け、来賓で参加した東京中央青果の佐藤武夫課長は、「来年はさらに今年の一・五倍出してほしい」と述べました。また、市場で仕入れた八百屋、買って食べた消費者の方々からたくさんの便りが届き、生産者を大いに励ましました。

 「出せるだけ出す」。これを支えたのは、今年から選別、包装を手伝ってくれたパートのお母ちゃんたちです。祝賀会にも参加し、一緒に喜び、中には「生産者の苦労、喜びがわかった。農業を見る目が変わった」という人もいました。

 感激いっぱい、そして来年につながる祝賀会でした。

(庄内産直センター 佐藤光雄)

(新聞「農民」2000.10.2付)
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2000年10月

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