兵庫県農民連「全国の皆さんにお届けします」さわやか味が人気夏食べられる淡路オレンジいよいよ夏本番。甘夏をはじめ国産オレンジの端境期をめがけてグレープフルーツが大攻勢をかけてくるこの時期に、淡路オレンジ(なるとオレンジ)はとても元気です。
おいしさ広がり注文相次ぐ兵庫県の淡路に生まれ育ち、愛されてきたこのオレンジは、「なると」とも呼ばれてきたのが不思議なくらい淡路島にゆかりのあるオレンジです。淡路島全体で大規模に栽培されてきたこのオレンジは、政府のオレンジ輸入自由化政策や「甘味」嗜好の増加などにより、一部の愛好家を除きほとんど世の中から忘れられてきました。百ヘクタール近くあった栽培面積もいまは三十二ヘクタールに激減、しかも収穫量の三〇%は事実上、捨てられています。しかし、このオレンジのおいしさと価値に着目した兵庫農民連と新婦人、生産者の意気込みが重ね合わされ、いま復活のベールを脱ごうとしています。 母親大会、メーデー、産直交流会、朝市の取り組みの中で、淡路オレンジのおいしさが徐々に広がり、注文も相次いでいます。独特の多汁質、甘さとすっぱさの絶妙なハーモニー、素朴な味わいが人気です。
復活を夢見て生産者も元気にこのオレンジの最大産地の津名町の柏木和三郎町長は、農民連のチラシに推薦メッセージを寄せ、業者の斡旋を通じ、大阪のサントリー直販店での取り扱いも紹介してくれました。生産者は大いに元気づき、NHKも取材にくるなど、誇りを持って淡路島特産の「淡路オレンジ」の普及を訴えています。 兵庫農民連は、「なると」の名前を大切にしたいという生産者とも力を合わせ、このオレンジを全国に広めようと張り切っています。 価格は十キロ千五百円、五キロ一千円(送料別)。五ケース以上は送料半額。
(問合せ先)★兵庫農民連産直センター=神戸市西区玉津町上池二三七、電話078―914―3491、ファックス078―914―3499★淡路産直センター=兵庫県三原郡西淡町松帆古津路二八〇―一、電話0799―36―4474(ファックス兼用) (農民連淡路農業を守る会 蛭子智彦)
(新聞「農民」2000.7.10付)
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[2000年7月]
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