「農民」記事データベース20000626-454-10

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関連/北海道・空知で「田植えツアー」


ひょう害救済に全力

千葉県農民連が県に要請

 千葉県農民連は、先月の降ひょうによる被災農家の救済に全力でとりくんでいます。船橋農産物供給センターは、被災した組合員の後片付けに駆けつけ、また県農民連は六月五日、県に対して、「被災農家を勇気づける手厚い支援策を」と要請しました。

 その後、千葉県は、被災市町村への「見舞金」の支給や、県単の災害資金の融資限度額の引き上げ、償還期間の延長などを決めました。しかしこれは、被害の実態と大きくかけ離れた不十分なものです。降ひょうによる被害総額は約七十二億円。七千六百戸の農家が被災しましたが、「見舞金」の総額千九百五十万円で農家一戸あたりわずか二千六百円。しかも被害総額が一億円以下の成田市、野田市、東金市、酒々井町、栄町、九十九里町、光町、蓮沼村には一銭も支給されません。

 八街市でスイカ六十アールを作る小山さんは、「これっぽっちじゃ農家は泣き寝入りだ。近くの資材屋だって被災農家に三千円の商品券を配ったのに県はそれ以下だ。農民連は降ひょう後すぐに駆けつけてくれてありがたかった」と言います。

 千葉県農民運は、市町村に対して、県の支給に上乗せして農家に「見舞金」を支払うよう働きかけるとともに、被災農家をまわって「総選挙で、逆立ちした自民党農政を転換しよう」と訴えています。

(千葉県連 小倉毅)


北海道・空知で「田植えツアー」

 新婦人北海道本部と空知産直センター共催の「田植えツアー」が、六月四日、行われました。札幌市、石狩市などから、家族連れなど三十三人が参加。「おもしろいけどつらい!」という小学生の男の子は足を取られて水田にお座り。初体験ドロンコに歓声が飛び交いました。田植えの後は、産直センター女性部の奥さんたちが作った豚汁と地物のアスパラ、イチゴの昼食。農作業の後の腹ごしらえはまた格別で、モリモリの食欲でした。

(新聞「農民」2000.6.26付)
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2000年6月

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