総選挙 農の現場からの発言(つづき)
価格保障に本気なのは共産党元社会党町議 沢柳 実(長野)「俺は社会党(現在・社民党)の支持者だったんな」という長野県飯田市上郷の沢柳実さん(63)は、米二百俵を作り、リンゴ二十五アール、特産の市田柿十アールを栽培する、ここ伊那谷では数少ない米農家です。「政府は頼りにならん」と、二百俵をすべて直売で売っているそうです。「とも補償に入っているが、いま七万円くらいとられている。その制度はほんとにおかしい。うちのは、有機のコシヒカリだもんで、味も良くて足らんくらいだ」という沢柳さん。 いままで社会党議員の紹介で米価交渉にも参加したこともある沢柳さんは、旧上郷町の町議を二期つとめた経験もあります。衆院長野五区から立候補している日本共産党の大坪勇さんとかつては一緒に議会活動もしています。 沢柳さんは「彼(大坪さん)のような人物が出にゃあ政治はよくならん。農政を根本から立て直さんと、若者が農業に目を向けんくなって、日本農業はほんとにつぶれてしまう。自民党は自給率を上げるといっているが、本気でやっているとは思えない。価格保障などを本気で考えているのは共産党くらいだ」と語ります。 また、沢柳さんは「地元の小学生が授業で田んぼを作ったが、一昨年から作らなくなってしまった。それまで作り方を教えにいったが、いまは呼ばれもしない」と、将来の日本農業を本当に心配しています。 (長野・飯伊農民組合 後藤荘一)
軽トラで“宣伝”空知中央農民組合空知中央農民組合は六月十一日、軽トラ十一台に旗を立て、「今度の選挙は、自公保の農業つぶしをやめさせ、農政を転換する絶好のチャンス」と訴えました。畦草刈りの機械を止めて聞く人、手を振って応援してくれる人がありました。
(新聞「農民」2000.6.26付)
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[2000年6月]
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