部会を結成 枝豆に本格挑戦茨城・県西 3.8ヘクタール作付け
茨城県西産直センターは、農民連の「大いにものを作ろう」という呼びかけに応えて四月三日に枝豆部会を発足させ、栽培に取り組んでいます。部会には二十戸の農家が参加し、のべ作付け面積三・八ヘクタール、収量予定二十一トン、袋数(一袋二〜三百グラム)で約八万袋です。 県西産直センターでは本格的な枝豆栽培を経験したことがありませんが、昨年新聞「農民」に載った山形・庄内産直センターの「だだちゃ豆」での仲間作りに興味を持ち、枝豆栽培の取り組みを決めたものです。しかも、普通のものとはひと味違う茶豆、黒豆にチャレンジしようということになりました。 栽培管理を間違うと、「つるぼけ」を起こしたり、収穫適期が短く一気に出荷しなければならないなど、難しさがあり、他の産地が二の足を踏んでいることが、これらの品種を選んだ理由のひとつです。 部会では、計画的な収穫ができるようにと、三月十四日から五月三十一日まで時期をずらして種まきをしました。スタートしたときは、農家が作付けを予定していないものを作ってもらうために、「まかぬ種は生えぬ」と、産直センター代表の小竹節さん自らが家族総出でトレーに種をまき、作付けしたことも、計画通りに進めるうえで大きな役割を果たしました。 大量の出荷に対応できるよう、脱莢機や包装機を導入し、MA包装フィルムのデザインも決まり、六月上旬の収穫を待つばかりです。 枝豆部会は「今年の夏はみんなで作った枝豆でうまいビールが飲める」と盛り上がっています。 (茨城県西産直センター 松本敏男)
(新聞「農民」2000.6.12付)
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[2000年6月]
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