「農民」記事データベース20000605-451-11

各地の話題


田植え交流会に80人参加

石川農民連

 石川農民連は五月七日に石川新婦人、十三日〜十四日に大阪新婦人と田植え交流会を行い、それぞれ約四十人参加で賑わいました。今年は会場も変えて、若い会員や地元の会員も多く参加してもらいました。

 初めて田植えする人が、悪戦苦闘する一方、子どもたちはカエルを追いかけたりして楽しみました。

 交流会では、県連女性部を中心に準備した手作り料理が大変な好評で、活発な話し合いができました。

 この交流会を前後して県内の農家三十軒余を訪問。農家の方は、低米価の中で生き残りをかけたさまざまな努力をしていると同時に、「こんなに自給率が下がっているのに、国は一体何を考えているのか」という怒りの声を上げていました。

(石川県連 西 忠恭)


産直交流会は元気の素

静岡県連と新婦人

 新婦人静岡県本部主催の「産直学習交流会」が四月二十一日に開かれ、新婦人の産直担当者を中心に十支部から十三人、静岡県連から四人が参加しました。

 交流会では、私(吉川)が、農業と食糧をめぐる情勢の話をし、新婦人県本部の永井花子事務局長が「産直小組を発展させるため」の方針を提起しました。永井事務局長は「産直運動は、学習と交流が大切。『産直ラリー』(試食会、学習会、説明会、農業体験)をすべての小組で、新しい仲間を誘って開き、千人の産直小組会員を」と訴え、「大豆畑トラスト運動」「秋の収穫祭」を提起しました。

 経験交流の中で「旬のものをたくさん食べたい。季節ごとに交流をしないと、すれ違いがある」などの取り組みが紹介されました。

(静岡県連 吉川利明)


岐阜県農民連が功労者顕彰会

 今年で二十一回目になる岐阜県農民運動功労者の顕彰会が五月十四日、岐阜市金華山南麓に建つ顕彰碑の前でおこなわれました。百六十五名の名前が顕彰碑に刻まれた先輩たちはすべて亡くなられていますが、遺族の一人、玉井好子さん(九十歳)が久しぶりに出席。

 彼女は、「いつも特高が尾行し、家宅捜査も受けた。自分を連行しようとしたが、幼児を三人もつれていたのでできなかった」などと語り、参加者はその勇気に感動、暗黒の時代をふたたび起こさせないために運動を大きくしようと決意を固めあいました。

(岐阜県連 岩田昭)

(新聞「農民」2000.6.5付)
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2000年6月

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