「農民」記事データベース20000529-450-12

【この人】茨城県西農民センターの新専従

大塚律子さん

☆明るくて、がんばり屋


 四月十九日から茨城・県西農民センターの専従として働きはじめた大塚律子さん(29)は、とても素敵な女性です。事務所の中がパッと明るくなりました。

 茨城県下妻市出身。お父さんが兼業農家なので、農家のことは少しは理解しているつもりだった大塚さん。ところが、「いま農業がこんなにも危機に立たされている現状は分からなかった」と認識を改め、「農業を守り、人々の意識を変えるために私に一体何ができるのだろうかと考えると、不安になりますが、まずは立ち向かう勇気を持つことが大事」と率直に語ります。

 農民センターに来て、まだわずかな期間ですが、農業の置かれている現状と自分の役割を認識して行動しています。

 専従として働きはじめて五日目には、結城市で開催された「菜の花まつり」やメーデーに参加するなど、忙しい毎日です。

 家に帰ると、優也君(四歳)のお母さんです。「ママ、お仕事頑張って」と息子さんからも励まされています。

 農民センターで、一番最初に教えられたのは「一人でたたかうのではなく、みんなでたたかうこと」と話します。「いまの私では何もできなくても、大勢の人の力を借りればやっていかれる」と抱負を語ります。「毎日が勉強」と言う大塚さんは、頑張りやです。組合員からも大いに期待されています。

(茨城・県西農民センター 初見安男)

(新聞「農民」2000.5.29付)
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2000年5月

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