千葉県農民連が造る

「酒」名前募集中

　千葉県は、天保水滸伝で有名な農民運動の指導者・大原幽学の地。農民運動のあるところ、うまい酒は古来よりつきものです。

　千葉県農民連の組合員は、「五人娘」で有名な寺田本家と数年前から除草剤を省いた有機肥料の酒米を契約し納めてきました。これを知った愛飲家から「おまえたちの作った米で造られた酒が飲みたい」という声が多数寄せられるようになってきました。この声に応えて千葉県連は、省農薬米の「越光」で純米酒を造り、組合員を中心に普及しようという方針を決めました。

　お酒のネームは、募集して決めることにし、採用した方には出来上がった千葉県連の酒を半ダース贈ります。締め切りは六月十五日です。県外からの応募も歓迎します。

　千葉県神崎町にある寺田本家は、創業三百二十年余の歴史をもち、地域の農民とネットワークをつくり、本物の酒、自然酒造りを実践し、「まろやかで、美味しく、健康によい酒」として「五人娘」を販売、静かなブームを呼んでいます。千葉県連は、寺田本家と話し合い、こんど組合員の酒米で県連のお酒を初めて造ることになったもの。女性にも愛飲してもらえるように醸造することにしています。応募はハガキかファックスで、一人で何点でもかまいません。

　応募の宛先＝千葉県農民連。〒289―1107　八街市八街は十八（ファックス）〇四三―四四三―九二六一