さあ、総選挙へ悪政にきっぱり審判を6月2日解散13日公示、25日投票
この政治、なんとかならないか――多くの人はそんな気持ちでこの何年か歯ぎしりして来ました。衆議院解散が決まりました。
農民なら、自民党にキッパリと決別をこの十年を振り返っただけでも、牛肉・オレンジ、コメの輸入自由化を公約に反して強行してきました。食料自給率三九%という状況で、減反しながら輸入する国が世界のどこにありましょうか。額に汗して作った米を「豊作だから」といって一俵七百円でエサ用に回す…。これが政治と言えるでしょうか! 米だけではありません。大豆もサトウキビもテンサイも、何もかも価格保障をやめてしまう! その反面で、農業予算の半分を公共事業という名のもとにゼネコンに注ぎこみ、銀行には七十兆円もぽんと出す――こんな政治を許せますか! この政治を、今度の総選挙できっぱりと審判しましょう。 よく、誰がやっても同じだ――などとシラケたことを言う人もいます。でもそれは自民党を喜ばせるだけです。悪玉が減れば世の中がよくなることは小学生だって分かる道理ではありませんか。
積年の恨みを晴らし、洋々たる21世紀の日本農業をたしかに農繁期で忙しいのですが、まじめに一生懸命に働いて、それでも農業では食っていけないのが実態です。それでも自民党に一言も言えない――それこそほんとうに恥ではないでしょうか。一寸の虫にも五分の魂!今こそ農民として人間として、農林業と農山村の復権のチャンスにありったけの力を振りしぼりましょう。
(K/新聞「農民」2000.5.29付)
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[2000年5月]
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