各地で豆腐づくり大評判
福島家族で、味わって「豆腐を作るなんて手間暇がかかり、むずかしそうで、私の手では無理だろう」と思っていたところ、福島農民連県北女性部が講習会を開くという便りが届いたので、四月初旬に仲間三人で福島市に出かけました。前日に豆を浸しておく作業や温度計、計量カップ、たくさんの鍋など、講師の方が準備万端整えて下さいました。 翌日、さっそく豆を浸して作ってみました。レシピを見ながら、おそるおそるニガリを入れ、白いふわっとした固まりが出来たときは、嬉しくて家族全員でよーく味わって食べました。 この経験を生かし、四月には新婦人の集まりや近所の女性たちと一緒に作り、大評判でした。大豆や型箱、温度計など、いっさい農民連のお世話になりました。 私の住む霊山町でも大豆を作り、自分でみそにする人が年々増えています。
(福島県北女性部 大橋広子)
富山講習会を九回開く私は、富山市の新婦人産直小組で国産の大豆を使った豆腐作りの講習会を昨年十月から四月までに九回行っています。「豆腐作りにこっちやって」という新婦人三郷班産直小組の野上けい子さん。週一回の割合で産直大豆で手作り豆腐を食べています。その野上さんから呼びかけられ、講習会を開きました。豆腐作りのキットを使っています。 講習会では、重しをして堅くなった豆腐にニンジン、ひじき(千切り)、しいたけ(みじん切り)を油でいため、砂糖、しょうゆ、みりんで味つけたものを合わせて、だんごを作り、中にぎんなんを入れます。これを油で揚げます。がんも豆腐の出来上がり。ダイコンおろしで食べるとおいしいです。また、堅い豆腐を二センチ位の厚さに切って油で焼くと豆腐ステーキです。
(富山県連 久郷道枝)
埼玉おいしいと歓声が埼玉農民連女性部は、県内の新婦人の支部や小組の集まりに招かれ、豆腐やまんじゅう、野菜入りおやきを一緒に作り、もの作りを通して楽しく交流をしています。四月二十三日には、新婦人上尾支部主催で三十人の会員さんとともに豆腐作りをしました。県連女性部の中島仲子部長ら三人の女性部員が前日から浸した大豆と道具を持参し、上尾市の福祉会館で手作り豆腐の講習をしました。出来上がった豆腐に参加者は「おいしい」という歓声の声を上げました。「失敗したらどうしよう」と不安を抱いていましたが、女性部の人たちの心は一瞬にして安堵感に包まれました。 女性部は昨年七月から新婦人の大宮、川口、草加、新座支部などともの作りの交流を七カ所で行ってきました。
(大里農民センター斉藤ゆみ子)
(新聞「農民」2000.5.15・22付)
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[2000年5月]
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