固定資産税を取られ過ぎていませんか？

きちんと調べ要求すれば下げることができます

農民運動全国連合会

まず固定資産税台帳の閲覧をしよう

　きちんと、所有者、所在地番、地目、面積、評価額、税額を調べましょう。

今年は固定資産税が下がって当然の年です

　ところが据え置きになるところが、ほとんどですが、農地はほとんど上る仕組みになっています。

　実際煮のうちはどこでも〇・二％あがり、市街化区域の農地は一〇％も上ることになっています。こんなヒドイことを許していいのでしょうか。農民は、収入が下がって大変な状況にあるのですから、固定資産税も下がって当然ではないでしょうか。

農業施設用地は、農地なみになります

　浜松市三方ヶ原農協の仲間は、東京高裁で「農業施設用地を宅地なみに評価するのは違法」との判決を勝ち取り、農地なみ課税を確定しました。また、愛媛県野村町では、畜舎用地を住宅地なみの評価は不当だと追求して、三年分を遡って返却させています。

　地目は関係ありません。温室や農機具置き場や倉庫などの農業用施設が農地なみの扱いとなっているかどうか。よく調べ、農地なみに評価させ、固定資産税を引き下げさせましょう。

敷地内農業施設用地も勿論農地なみです

　敷地内にあるトラクター置き場や作業場などが農地なみかをしっかり見てみましょう。

生産緑地指定は市町村長ができます

　全国市街化区域で、生産緑地を指定させ、固定資産税を引き下げ、農業を守りましょう。

班会や相談会で固定資産税の話し合いを

　全国で一斉に班会や相談会を開き、重い固定資産税の引き下げを話し合いましょう。

　縦覧したら、内容をみんなで検討しよう。間違いも沢山あります。千葉の小倉さんは、課税の間違いを発見し、百数十万円戻りました。東京の草間さん堆肥施設用地を農地なみにさせ九万円から九百円に引き下げさせました。大阪では、高圧線下の農地を下げろと要求し、数分の一にさげさせました。やれば、引き下げることができるのです。

　まず、課税の根拠をよくみて調べましょう。そして、質問や苦情、審査請求をしよう。

　審査請求は簡単です。住所、氏名、物件名と理由「評価が高すぎる」と書き郵送すればよいのです。審査請求は今年から納税通知書発送日から三〇日以内までできます。疑問や質問に市町村長は文書で回答の義務があります。みんなで一緒に考えてみましょう。