第二回農民連常任委員会が決めた当面の方針について(下)
総選挙で農業つぶしの自民党政治に審判を下し政治を変えよう大豆・菜種交付金制度が廃止され、今後も牛乳の不足払い法や農地法、農業者年金法などの廃止や改悪が計画されています。「これでは物をつくる人がいなくなる」「価格保障をやめてどうして自給率が向上するのか」という声が高まり、自民党政治と農民との矛盾はますます広がっています。小渕内閣が総辞職し、解散総選挙が待ったなしの情勢となっています。総選挙は、WTO協定を絶対視して農業破壊をすすめてきた自民党政治に審判をくだし、WTO協定の改定を主張する政府をつくる絶好のチャンスであり歴史的なたたかいです。 近く発行を予定している新聞「農民」号外も活用して広く宣伝し、要求を軸に農家との総対話をすすめましょう。また、組合員の住んでいる集落を基礎に小集会を開き、政治に対する怒りや要求を話し合いましょう。
新聞「農民」を先行した組織拡大今年の税金申告から標準が廃止された岡山県連では、すべての班で集まりをもって話し合い、計画を具体化して励まし合いながら五十名の組合員拡大目標を達成しました。秋田県連は「決めた目標をやりきる」という立場に徹し、三月二十八日の県連執行委員会で意志統一し、数日で百十部の新聞「農民」の三月末拡大目標を達成しました。一月から六十部近い新聞「農民」を増やしたり、町の農業委員全員が読者になったという経験も生まれています。収支計算に変わる税金、生産や多様な産直運動など、元気に活動する農民連への期待や共感が広がっており、広く働きかければ組織の拡大は可能です。(1)それぞれの組織が決めた自主目標を明確にし、役員は、班(支部)と相談して計画をつくり、一緒に行動しましょう。(2)農家との対話を広げ、農協や農協理事、農業委員、自治体の役職員などに総当たりしましょう。 以上が常任委員会で決めた当面する四つの活動です。総選挙のたたかいを前面にしつつ、都道府県連はもとより、あらゆる単組・班(支部)で会議や集まりを開いて話し合い、組合員や地域の農家の要求を出し合い、イメージ豊かに具体化しましょう。
今年の研究交流集会 新潟で開催常任委員会では今年の全国研究・交流集会を次のように開催することを決めました。この研究・交流集会を節に、当面する活動を大きく前進させましょう。
(新聞「農民」2000.4.17付)
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[2000年4月]
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