埼玉県・浦和市に「農民連と共同の店」誕生お店の名は「米工房ヒューマンファーマーズ」店頭に直産の品がズラリ
お店の看板に「日本の大地からの贈りもの 全国の農家より愛をこめて」と書かれた「米工房ヒューマンファーマーズ」という店が四月一日、埼玉県浦和市にオープンしました。 店の一角には子どもが遊べるコーナーを作ったり、新聞「農民」を置きお客さんにすすめるなど「生産者と消費者がともに作る店」という思いが感じられます。 経営者の広岡昭一さんは埼玉農民連と新婦人の米産直で、精米、袋詰めをになっている民商の会員です。 米パニックのとき、茨城県西産直センターが埼玉県連が不足した分の米を広岡米店に届けたことから取引がはじまり、さまざまな懇談を重ねるうちに米以外のものを運ぶようになり、昨年は、関東ネットが開発した醤油もならべるなど、品揃えが豊富になるなか、米の売り上げよりも農民連の野菜や加工品の売り上げが上回るほどになりました。 こうした安全な国産の農産物を求めるお客さんとの交流のなかで、「アトピー、食物アレルギーで悩む人たちに安心できるものを提供したい。ぜひ全国の農民連の仲間のものを販売するお店を増やしたい」と、広岡さん夫妻は、この不況のなかで新しく店舗を出すことにしたといいます。 四月一日のオープンの当日は茨城や埼玉、北海道、青森、愛媛の農民連から仕入れた新鮮な野菜、卵、納豆、醤油などと一緒に茨城県西産直センター職員らも応援にかけつけました。店の名前のもとになった“元祖”ヒューマンファーマーズもオープニングに出演、開店を盛り上げました。 チラシを見てやってきたというお客さんは「これまで近くに自然食品や安全な食べ物が買えるお店がなかったが、近くにできてよかった」とか「アレルギーの子どもがいるので来ました。品揃えも豊富だし、野菜も安いですね」など、まずまずの評判です。 (茨城県西産直センター 松本敏男)
(新聞「農民」2000.4.17付)
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[2000年4月]
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