「農民」記事データベース20000410-445-11

各地の話題

各地でみそづくり盛ん

関連/青年部・女性部が協力して


トラスト畑大豆使って

静 岡

 静岡の大豆畑トラスト運動の締めくくり行事としてのみそ作り交流会が清水市の二月二十日をはじめ、藤枝市同月二十日・二十五日、細江町同月二十七日に実施されました。

 二十七日に細江町農民組合事務所で行われたみそ作りには、同女性部員八人と新婦人浜松支部の十三家族、二十六人が参加し、いままでで一番多い四百キロ以上を仕込みました。

 女性部は二月二十五日から準備を開始。一斗(十三キロ)ずつに分けた大豆を釜に入れて煮て、十個の釜とおくどを用意。

 当日はミキサーが動かず、急きょ昔の機械でやっとのことで始まりました。

 一方、米麹をほぐし塩と混ぜる作業は順調に進み、一・五キロずつの袋に詰めて準備完了。用意した三つの臼につぶした大豆と米麹と大豆の煮汁を入れ、杵でよく混ぜ合わせ、二キロずつ袋に分けて、残ったみそは大きな樽に空気を抜くように思いっきり投げ込んで仕込みました。

 初めて参加した新婦人の会員さんは「手間がかかる大変な作業だと実感。これからはますますスーパーのみそが食べられなくなりそう」と感想を述べています。

(静岡県連 吉川利明)


青年部・女性部が協力して

長野・飯伊

 長野・飯伊農民組合青年部は三月二十日、女性部と共催でみそ作りをしました。みそ作りには、大豆畑トラストの会員とその友人、新婦人と子どもを含め二十人を超える人たちが参加し、とてもにぎやかでした。

 昨年は、やや雨が多かったのと浸水でトラストの大豆が湿けてしまい十五アールが全滅、真夏の草とりも汗にまみれた思い出だけになってしまったわけです。

 大豆は農民組合員や近所の方のものを使い、大釜二つと中、小一つずつの釜を使い七十キロの豆を煮ました。子どもたちはつぶした豆がおいしいといって何度も口にしていました。お昼はトラストの裏作で収穫したそばのお焼きとおこわのおにぎり。お焼きはクレープのように焼き、砂糖みそのシンプルな味。

 遠く大阪、愛知、三重から参加した皆さんも、みそやトラストで作ったそば粉と小麦粉をおみやげに満足そうでした。

(飯伊農民組合 菅沼 浩)

(新聞「農民」2000.4.10付)
ライン

2000年4月

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