「農民」記事データベース20000410-445-07

浦和市場にも初出荷

埼玉で三番目 八百屋さんの人気も上々


 「うちのお客は埼玉一だから、いい農産物を持って来てくれ」

 埼玉県の上尾、大宮に続き浦和市場でも関東ネットワークを中心とした農産物の流通が三月二十七日から始まりました。

 この日の朝、黄色の目立つ「農民連コーナー」の看板が立つ場所でセリ開始前に秩父こんにゃく(株)が「熱つ熱つのみそおでん」をサービス、底冷えのする広い市場から八百屋さんが次々と集まり試食。

 六時半からのセリには六、七十人の八百屋さんらが参加。一番最初に関東ネットワークのネーブル、白菜、人参、ミニトマト、こんにゃくなど、五県連から出荷された十品目、百六十ケースはまたたく間に完売。

 JR浦和駅前で八百屋を経営するおかみさんは「農民連のコーナーを作ってみたい。食べたこんにゃくがおいしいので、店でも販売したい」と期待を寄せていました。

 セリが終わった後の懇談では、浦和中央青果市場(株)野菜第一部の志水栄一次長(農民連担当)が「農民連とは長く付き合いたい。浦和市場周辺は、かつては畑がいっぱいあり生産者も多くいたが、今はキュウリを生産・出荷してくれる人は二人だけ。しかし、新鮮で品質の良いキュウリを出してくれるので、八百屋さんたちに喜ばれている。地元埼玉の野菜が欲しい」と言い、また「所沢市場も浦和市場が運営することになったので、埼玉西部地域の農産物を集めて欲しい」などと積極的な対応でした。

 連絡先=埼玉農民連、電話〇四八五―三六―五九六〇、Fax〇四八五―三六―五二〇六

(埼玉農民連 松本慎一)

(新聞「農民」2000.4.10付)
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2000年4月

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