「農民」記事データベース20000403-444-06

各地の話題

関連/「おいしい米づくり」の学習会開く春うらら豊作ねがう稚児の舞い育苗ハウスからスズメ追う新手


青年が中心に合宿交流会開く

兵庫農民連

 兵庫農民連は三月十八〜十九日、県連では初めて青年がメインの合宿交流会を開きました。場所は、広い県の北端、但馬(豊岡市)。音頭をとったのは地元の村岡峰男さんです。地元の会員、神戸・明石地域で昨年秋頃から入ってきた青年たち、県連職員など、多彩な十人ほどの顔ぶれがそろいました。

 目的地に着くと、さっそく西沢泰裕さんのビニールハウスを見学。イチゴを作っているのですが、数カ月前に熊が出没してビニールハウスが破壊されたなど苦労話を聞きました。

 肉牛を育てている新田義孝さんの牛舎を見学した後は、お待ちかねのバーベキュー。話題は尽きず、「農薬をかけても効かない。かと言って、無農薬では不安」「自分が作った米にたくさん苦情がきて、正直言ってつらい」など、夜中まで続きました。

(兵庫農民連 大内正)


「おいしい米づくり」の学習会開く

岡山県南農民連

 岡山県南農民連が「おいしい米づくり」の学習会を三月十八日、岡山県灘崎町で開きました。

 県北からの四人を含めて十五人が参加、民間の技術指導員を講師に米づくりのノウハウを情報交換。講師は「おいしい米づくりはどれだけ手間をかけるかで決まる。有機農法でしっかり土づくりをすることが基本」と強調しました。

(岡山県連 中庭克之)


春うらら豊作ねがう稚児の舞い

埼玉・妻沼町

 埼玉県妻沼町の氷川様(通称)は、弥藤吾地域の氏神様として古くから氏子たちの信仰を集めてきました。

 三月十五日は、豊作祈願の「春の大礼祭」。稚児を先頭に神主・氏子の順で社殿に入場、おごそかに神事がすすめられ、神衣姿の稚児が舞うころは境内も賑やかに。「私も五十年前に踊ったの。懐かしいねー。あの頃は、謡も子どもがやったのよ」と、隣のご婦人の話し声。暖かな日差しと桃の花でお祭り気分も最高潮。

 四月から中学生になる森優子さん(埼玉農民連理事の森恒男さんの長女)にとっては、今年は舞納めです。

(埼玉・大里農民センター 斉藤ゆみ子)


育苗ハウスからスズメ追う新手

茨城・坂田さんが考案

 田植えの種まきの時期が近づきました。農民連の会員を訪ねるなかで、育苗ハウスにスズメが集まり、追い払うために苦労している話を聞きます。

 いい手法はないかと会員に尋ねたところ、茨城県内原町の坂田庄平さんは、育苗ハウスの内側に魚を獲る網を張ってスズメが入らないようにしていました。小川町の宮沢昭さんのところでは数年前から奥さんのてつ子さんの発案で育苗ハウスの周りにクズ籾、ウキ籾をまいておくと、ハウスの中には入ってこないと教えてくれました。「ハウスの中に入らないようにするには、クズ籾、ウキ籾をたっぷりおくのがコツ」だそうです。

(茨城県連 飛田元雄)

(新聞「農民」2000.4.3付)
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2000年4月

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