「農民」記事データベース20000313-441-02

コーデックス会議へ向け集会・デモなど多彩に

NGO行動に参加を

3・13〜17


 「遺伝子組み換え食品は食べたくない」「すべての組み換え食品は、全面表示を」は、いま各種の世論調査によっても九〇%以上の国民の切実な要求です。

 ところが日本政府は、三月十四日から十七日まで日本が議長国となって千葉・幕張の国際会議場で開くコーデックス委員会特別部会で、組み換え食品の全面表示や規制に強く反対しているアメリカやバイオ企業の調整役を買って出て、国民の願いに反した基準作りを進める危険性があります。

 このため特別部会に向け、NGO日本委員会や遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン、海外から参加するNGO代表が共同で「組み換え食品の全面表示」「安全性の不確かな組み換え食品は予防原則によって生産・流通を凍結せよ」などを要求、十三日から十七日まで連日、多彩な行動を繰り広げます。

 農民連もこの行動には積極的に参加し、トラクターデモや大豆畑トラストで収穫した大豆を使った手作り豆腐の実演なども予定しています。一人でも多くの仲間を誘い、世界のNGOがやって来る幕張メッセへ集まろう。

 また前日の十三日には、イギリスから組み換えジャガイモの危険性を実証したアーパット・プシュタイ教授、アメリカから反GM市民運動家ジーン・ハロラン氏らを迎えて開く「NGO国際集会――世界消費者権利の日行動」が八丁堀労働スクエア東京(JR京葉線/地下鉄日比谷線八丁堀駅下車二分)に参加しましょう。


コーデックス委特別部会へ向けた

NGOの行動日程

●3月13日(月)
 12:30〜17:30「遺伝子組み換え食品いらない!NGO国際集会―世界消費者権利の日行動」
■報告 CI代表団から、ジーン・ハロラン(団長・米国)、マイケル・ハンセン(米国)、リーン・シルバー(ブラジル)、サムエル・オキエン(ケニア)
■基調講演 アーパット・プシュタイ教授(英国)「崩された安全性」
■会場 八丁堀労働スクエア東京
■参加費 1,000円
●3月14日(火)
9:00〜10:00 千葉・幕張メッセ国際会議場前でパフォーマンス、宣伝行動(ビラまき) 11:00 決起集会(公園)
11:50 トラクターを先頭に国際会議場前をデモ行進
13:00〜16:00 生活クラブ生協千葉主催シンポ
●3月15日(水) コーデックスNGOフォーラム
10:00「生産者中心に、非組み換え国産大豆普及の集い」海外NGOと大豆加工食品の試食会
14:00 海外NGOの運動報告
17:00 パフォーマンスの夕べ
●3月16日(木)
10:00 「専門家によるGMOディスカッション」
14:00〜18:00 「内外運動家によるディスカッション」
19:00 交流会パーティー
●3月17日(金) まとめの記者会見(時間未定)
 なお期間中、NGO交流センター(海外職業訓練協力センターで展示、宣伝を行います。

(新聞「農民」2000.3.13付)
ライン

2000年3月

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