新学期から学校給食に国産小麦100%のパン埼玉・農民連など工場見学
「埼玉農民連は一月十八日、県食健連、新婦人、日本共産党の柳下礼子、田中よし子両県議とともに岩槻市にある埼玉県学校給食パン工場を視察、関係者と懇談しました。 これは、昨年、埼玉農民連による県農林部との予算要求交渉の席上、県側が「来年四月から学校給食に国内産小麦を一〇〇%使用したパンを供給する」と答えたことによるもの。懇談では、高鷲・埼玉県学校給食会事務局次長が「みなさんの運動などにより、全国で初めて国内産小麦粉によるパンを四月から供給する。アメリカの輸入小麦からは残留農薬が検出されている」とあいさつしました。 埼玉では、一昨年の米、昨年のうどんに使う小麦、そして今年のパン用小麦の一部(当面、月に一〜二回)に続いて、近々、納豆もすべて国内産に切り替えます。懇談の後、パン工場を見学、焼きたてパンを試食した参加者からは、「国内産小麦のパンはおいしい。一日も早く子どもたちに食べさせたい」などの感想が出されました。
新潟中之島町新潟県南蒲原郡中之島町の大口地区はレンコンの大産地です。大口レンコンは、アク抜きや漂白の必要もなく、白くきめ細かな肌が特徴。この地区に新潟県農民連の県央センター会員で、レンコン専業農家の堀一郎さん(58)がいます。掘り機を使用し、収穫も楽になったというものの、水の中なので大変な作業です。年間十カ月も一・一ヘクタールの面積を一人でこなしています。外国産の輸入で影響を受けていますが、消費者に安全でおいしいものを食べてもらおうと、正月早々から収穫作業を始めています。(県央センター 捧たみ子)
福島県農民連女性部福島県農民連女性部はこのほど、福島市の鳥川集会所で「地粉まんじゅう」講習会を行い、十二人が参加。講師は郡山農民連会員の安達美左さんで、材料の皮は会員が生産したアオバ小麦、中に入る具は、小豆あん、キンピラゴボウ、ヒジキの煮物、カボチャ、サツマイモなど。ドライイーストを溶かして温め、粉と混ぜて発酵させるところがコツとか。かために粘った皮が時間と温度でやわらかくなったら切り分け、のばして具を詰め、ふかしたり、オーブンで焼いて出来上がり。 試食をしながら、国内農産物の自給率を上げる問題などについて学習もしました。 (福島県北農民連 佐々木智子)
(新聞「農民」2000.2.7付)
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[2000年2月]
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