悪政吹き飛ばす革新の“春一番”を
がんばれ三上(東京)、あじさか(大阪)さん
知事選熱い期待こめて声援
いっせい地方選挙の前半戦のトップを切って三月二十五日に東京、大阪など十二都道府県の知事選挙に続き、二十八日には政令市長選挙、四月二日には道府県議選挙が告示され、四月十一日の投票日をめざして激戦が繰り広げられています。
米の関税化(自由化)強行直後に行わている今回のいっせい地方選挙は、農民や国民の意思を踏みにじる自民党政治を転換するためにも重要な選挙です。とりわけ東京都と大阪府の知事選挙の結果は、地方政治ばかりではなく、国政にも大きな影響を与えます。
農民連は「革新都政をつくる会」の三上満都知事候補と「明るい革新大阪府をつくる会」の、あじさか真府知事候補を推薦し、また道県連が参加している革新統一候補の勝利をめざして奮闘しています。
三上候補は三月二十五日の東京・新宿駅西口で一万五千人の聴衆を前に第一声をあげた後、連日、元気いっぱい奮闘。三上候補は、「都民と子どもにあたたかい都政を」めざして不況打開、くらし・福祉・教育優先の政策を掲げ、「臨海副都心計画を抜本的に見直すなど大型開発事業を削減すれば、福祉と暮らしを守る財源はできる」と主張。また、東京の農林漁業を大切にする都政をめざし、「自民党都政はもうごめんだという四年前の都民の審判を今度こそ実らせよう」と呼びかけています。
大阪の、あじさか候補は老人医療助成制度の復活や高校入学金の据え置き、私学助成の拡充など府民を大切にする府政への転換、中小商工業への支援を強めるなど「三つの公約」を掲げています。南海難波駅前での第一声をはじめ連日、あじさか候補は「道路つくりを止めてでも福祉を守ると公約しておきながら、使う当てもない国際会議場に七百四十七億円もかけ、老人医療助成制度は大幅に改悪した」と現知事を批判し、希望のある大阪をつくる政策を訴えています。
農業・農民の分野でも、能勢町農協組合長が現府農政を批判したり、農民組合大阪府連合会の「農業関係府予算の削減をやめ、大阪農業を発展させる府政への転換を」というアピールの呼びかけに農業委員、農業関係の研究者をはじめ市議、弁護士らが賛同署名を次々に寄せています。
ド〜ンと支援の米、野菜…、「つくる会」事務所へ農民連が届ける
農民連は「革新都政をつくる会」と「明るい革新大阪府をつくる会」の選挙事務所に米や野菜を送り、激励しようと呼びかけていますが、これに応えて全国各地から届けられ、喜ばれています。
東京・新宿区の「革新都政をつくる会」事務所には三月二十六日、茨城、千葉、群馬、埼玉の各県連の代表十一人が米や野菜を車に満載してきました。事務所前にはお米や白菜、キャベツ、大根、まいたけ、ニンジン、サトイモなどの野菜、漬物やハムの加工品が山のように積み上げられました。同会の駒場忠親事務局長、小松崎栄事務所長らに手渡しました。駒場事務局長は「こんなにたくさんいただきありがとうございます。三上候補にも伝えます。全力をあげて頑張ります」とお礼のあいさつをしました。農民連の小林節夫代表常任委員も「今後も支援していきたい」と激励しました。すでに山形、新潟、福島、高知の県連からお米が届けられています。
「明るい革新大阪府政をつくる会」には、地元・大阪をはじめ京都、愛媛、宮崎などの組織からお米や伊予柑が届けられています。
(新聞「農民」1999.4.5付)
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