TPP止めよう
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「臨時国会で批准を阻止」と決意を固め合ったキックオフ集会 |
座長を主婦連合会参与の山根香織さん、全国食健連事務局長の坂口正明さんが務めました。
よびかけ人あいさつを、全国保険医団体連合会の住江憲勇会長が行い、国民皆保険、医療制度を根こそぎ破壊するTPPの本質を明らかにし、「こんな貿易協定は21世紀の国際社会に許されない」とたたかいを呼びかけました。
元農林水産大臣、弁護士の山田正彦さんは「TPP協定で日本はどう変わるか」のテーマで基調講演。遺伝子組み換え食品が輸入され、その表示もできなくなり、農畜産物の「国産」表示もできなくなる問題点を指摘しました。
さらに、すべての農産物が協定発効から7年後の再交渉で関税が撤廃されること、日本の食卓から豊富な魚料理が消えることなど、農林水産業への影響も語りました。
その他、国や自治体の主権が脅かされるISD(投資家対国家紛争解決)条項にもふれ、「臨時国会で何としても止めよう」と訴えました。
国会議員のあいさつでは、民進党の宮崎タケシ衆院議員、日本共産党の紙智子参院議員、社民党の福島瑞穂参院議員が激励と決意を述べました。
北海道農協労連の九村信吾書記長は、農業・農協つぶしにつながるTPPを批判。ママデモの代表は、多くの人にパネルに思いを書いてもらって映像で紹介する取り組みについて報告しました。
農民連の吉川利明事務局長も「秋のたたかいの構えと決意」を発言。秋の臨時国会で先送りさせれば批准を阻止できること、10月15日の中央行動は、農民連としても最大限の取り組みで成功させることを表明しました。
参加者は最後に、「TPP協定を今国会で批准することは、到底容認できません。TPP協定を批准させないため、力を合わせましょう!」とするアピールを採択して閉会しました。
多くの個人・団体が国会を取り囲みました |
各団体から発言があり、日本ボランティアセンターの長谷部貴俊事務局長は「国づくりを平和的に手伝うのが日本のやるべきことではないでしょうか。海外の戦争に、アメリカについていくのはもうやめましょう。9条を生かしてできることはたくさんある」と訴えました。
各政党からは民進党の小西洋之参院議員、社民党の又吉征治幹事長と日本共産党の田村智子副委員長が駆けつけ、あいさつを行いました。
[2016年8月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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