農民連青年部第23回総会学んだことを地域でも
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総会で学んだことを持ち帰って地域でがんばるゾ! |
宮城県青年部長の平間徹也さん(中央)が超一流農力者「ヒラード様」として登場しました |
同じ容器に入った国産・市販の2種の食材を食べ比べ・飲み比べしながら、5品目について「農力」チェックを行いました。はじめはお茶。青年部の植田修部長が栽培する無農薬のせん茶と日本コカ・コーラ社のペットボトル茶「綾鷹」です。
2つめは、東京・池袋で在来大豆を原料ににがり仕立てにこだわる大桃豆腐店の「權座絹豆腐」と、カナダ・アメリカ産大豆を原料に薄い豆乳を凝固剤で固めた「絹ごし豆腐」。
3つめは、青年部幹事の渡沢寿さん(山形・置賜)のJAS有機栽培米と、ディスカウントストアで売られているくず米入りの格安米(複数原料米)でした。
4つめは、青年部員の白鳥友季子さん(長野県南箕輪村)がつくる完熟りんご100%のりんごジュースと、多国籍企業「ドール」の「濃縮還元100%アップルジュース」です。
4品目めまでは、参加者の多くが正解でしたが、5品目めのしょう油で回答が大きく分かれました。国産丸大豆と小麦でつくった、きんまる星醤油(埼玉県熊谷市)の「丸大豆醤油」と、キッコーマンの脱脂加工大豆原料のしょう油です。ここまで全問正解の「ヒラード様」も不正解となるなど、高い難易度に参加者も悩んでいました。
全問正解の“一流”農力の参加者は、全国各地のしょう油蔵が作ったこだわりしょう油を賞品として受け取りました。
「農力の高い食品はどちらでしょう?」 |
愛知の佐宗知幸さんは、平和若者ネットワークのメンバーとともに開催した「年間米づくり体験企画」について語り、5月に田植え、7月に畦草刈り、10月に稲刈り、12月には番外編として「お米を食べよう会」を開いて、食と農、平和を語り合う場になったことを紹介しました。
さらに戦前の不在地主制度とたたかった北海道・富良野の農家争議で青年が闘争の前面にたったことを紹介し、「その大きな流れが、いまのたたかいに引き継がれている」と述べ、TPP、農政改革をはじめ、戦争する国づくりなど、戦後民主主義を壊す施策とのたたかいを呼びかけました。
日本共産党農林・漁民局の有坂哲夫次長は、戦前、多くの農村青年が満蒙開拓で中国東北部などに駆り出された痛苦の過去について語り、「安倍政権は、青年の願いと真っ向から対立する。幅広い青年と連帯して運動を強めよう」と訴えました。
日本民主青年同盟の田中悠委員長は、TPP交渉からの撤退、農政改革反対、9条を守るたたかいに、「一緒に声をあげていきましょう」と呼びかけました。
農力チェックをしてみて、自分の舌ってばかにできない。親がちゃんとしたものを食べさせてくれていたことに感謝しています。消費者に自分たち農家が安全なもの、おいしいものをつくっていることを伝えていきたい。
奈良の西岡万嘉さん
阿保さんが30町歩の面積でつくっているのを聞いて、3反の私は衝撃を受けました。それでも加工などもやって約1000万円稼ぐ人もいて、しっかりと取り組んでいくことが大事だと思いました。
新潟の佐藤徹さん
農力チェックや栽培規模の話を聞いて、農業って多様で、命をつなぐ中身のあるものをつくっていくことが大事だと思いました。消費者にも理解してもらえるよう、農家が伝えていかなければならないと思います。
[2015年2月]
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