山形県農民連女性部が交流会
4地域のうち残る1つに
女性部結成へ努力
全国連女性部の久保田会長参加
山形県農民連女性部では、総会とは別に、毎年秋に交流会を開いています。今年度(10月29日)は会員からの要望で、全国連女性部部長の久保田みき子さんに来てもらいました。山形県農民連には現在、「こぶしの会」「まんさくの会」「たんぽぽの会」と、地域ごとに3つの女性部があり、残るもう一つの地域にも女性部を作ろうと、いま努力をしています。
「こぶしの会」の石井峯子さんから寄せられた交流会の感想を紹介します。
(山形県農民連女性部 工藤美恵子)
大勢が集まれば
何でも変えられる
「こぶしの会」会員 石井峯子さん(白鷹町)の感想
事前に久保田さんに山形自慢の「いも煮」をごちそうしようと相談し、庄内風の豚肉とみそ味のいも煮と、内陸風の牛肉としょうゆ味のいも煮を用意して、久保田さんの到着を待ちました。久保田さんの到着まで、こぶしの会が昨年行った福島の原発被災地の視察旅行について、南陽市の会員の柴田雅子さんが報告しました。
久保田さんは、米価の大暴落について話しました。そのなかで、今年は5000円を超える下落となっていることや、大規模農業ほど打撃が大きく、群馬県では大規模農家が自殺に追い込まれる痛ましい事態にまでなっていること、消費者からも「こんな米価では生産者がいなくなってしまう」という不安の声も上がっていることなどが話されました。
でもそれだけでなく、四国ブロックの元気なミカン農家など全国のお母ちゃんたちのがんばりも紹介。昼食交流では、気さくな人柄の久保田さんいわく「うちの地元(岩手県花巻市)では集まりのときは“踊りっこ”といって、みんなで踊るんだヨ」ということで、久保田さん持参のテープでみんなで踊り、楽しい時間を過ごしました。
最後に、久保田さんが、「すごくよく“できた”人が一人いても何かを変えることは難しいけど、誰にでもできる小さなことが大勢集まれば、何かを変えることができる」と言っていたのが、とても心に残りました。
(新聞「農民」2015.2.9付)
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