島根農民連総会
活発な討論
県女性部も第1回総会
直売所運動軌道に乗る
米価暴落で厳しく減収
島根農民連は1月24、25の両日、出雲市内で第24回県連総会を泊まり込みで開催し、22人が参加しました。25日には農民連本部女性部の藤原麻子事務局長も加わり、第1回女性部総会が開かれました。
県連の長谷川敏郎会長が2014年の活動報告と今年の方針を提案し、活発な討論が行われました。
松江市の農業委員は、「米価暴落に対する農民連の対県交渉を農業委員会で報告すると『すごいねえ』と言われ、農民連の出番だと思って新聞も増やした」と発言しました。
江津市の会員は、「5年前から週1回の野菜の直売所を始め、やっと軌道に乗ってきた。周りの農家7人が協力してくれている。税金申告などを一緒に誘い、会員になってくれればいいなあと考えている」と述べ、「夜の交流会では、大根やナスのジャムを作って売ったがうまくいかなかった」と笑いを誘っていました。
松江市の女性会員は、自家用の野菜を腐らせるともったいないので家の前に並べ、「ただでどうぞ」と書いたらすぐになくなったことを報告。「黒大豆を作ったら、喜ばれて売れた。今年は車庫で産直市をやってみようと思う」と語りました。
松江市の農家からは「120ヘクタールの大規模法人は米価下落で3500万円の減収。その結果、地代が1万1000円から6000円に下げられた」と述べ、邑南センターの石橋博会長は「中山間地では地代が半分くらいがただ。年貢を払ってまで作る人はいない」と厳しい現状を報告しました。
総会では、長谷川敏郎会長、古藤一郎副会長、河津清事務局長が再任されました。
(新聞「農民」2015.2.9付)
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