「農民」記事データベース20150202-1151-13

大会参加者の感想

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 農民連第21回定期大会には代議員・評議員合わせて約250人が参加しました。大会参加者の感想を紹介します。


レベル高い報告、地元で生かすぞ

 お米生産者のご苦労に胸痛む

  高知県農民連・西森幹展さん

 市場で物が動かない!小売店で物が売れない。消費税増税による消費マインドの落ち込みは、今後の先行きの暗さを表していると思います。

 文旦とともに、土佐の山間より、自由な心をもったたたかいをがんばっていきたいと思います。お米生産者のみなさんのご苦労に胸が痛みます。山の間より、エールをずっと送り、ともにたたかいます。

 学んだことを仲間に伝えたい

  千葉県農民連・宇井正志さん

 米価暴落、TPP問題や消費税増税などアベノミクスの暴走で頭の痛い話ばかりですが、2年後はもっとよい話がたくさんあることを願います。

 政治の話はまだまだ勉強中でわからないことがたくさんありますが、今日学んだことを地元の仲間たちにも伝え、皆で同じ方向を向き、力を合わせ少しでも今後の日本がよくなる方向への手助けになればと思います。

 農民連の活動を再認識できた

  北海道農民連・小野寺竜之介さん

 討論では、各地の取り組みやこれからについて、さまざまな角度からアプローチしたり、活動していることがわかり、農民連がどんなことをして、どんなアクションを起こさなければいけないのかを再認識できるよい機会になりました。

 資料集も話の中身も、レベルの高いものが多々あり、とてもすばらしい大会だと思います。北海道に帰ってここで吸収したことを生かせるように、活動に参加し、企画をしていきたいと思いました。

 力強い希望と展望がつかめた

  京都府農民連の高屋晧さん

 全国大会に2度目の参加。前大会よりさらに力強い希望と展望をつかみ取ることのできた3日間でした。

 世界が「大地に生きてこそ人間」であることを自覚し、人類史上一つの画期をなすと言って過言でない時代に入ってきていると私は思っています。大会に参加して、その念を一層強くしました。

 「田舎」は「田居中」から来たと言います。それが転じて「いなか」となったようですが「居」が「舎」に変わっていったのは大変意味深いことです。「舎」は「のびやかに暮らすところ」という意味があります、田舎こそ人間性復権の地となっていくことに、あらためて希望を託すことができました。

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「大会を力に地元でがんばろう」と誓い合った参加者

 大会初めて参加力不足を痛感

  長野県農民連・矢沢邦穂さん

 全国大会に初めて参加しました。発言を聞くなかで、その学習力、行動力のすごさに圧倒されました。それだけに、自分自身を振り返って、こうした力が不足していることを痛切に感じました。長野の山間地で専業農家として生活し、家族全員で懸命に働いていることを割り引いても、力不足は明らかです。

 会員拡大のチャンスはあるのですが、長く定着してもらえるような活動にするために、税金や産直など活動一つひとつを見直していきたいと思います。

 多種多様な出品本当にすてきだ

  茨城県農民連の荻谷祥子さん

 初めて農民連の大会に参加しました。1日目のレセプションは、茨城県からは「紅はるか」の干し芋をはじめ、茨城県オリジナル品種のイチゴ「いばらキッス」、地酒、生産者お手製のジャムや漬け物、煮物などを出品しました。他県から出品されていた多種多様なごちそうに驚き、おなかも心もいっぱいになりました。会議だけでなく、このような楽しみも待っている全国大会。本当にすてきだと思いました。

被災地の人がみんなに元気を与えた

 被災地の人から元気をもらった

  奈良県農民連の宮本静子さん

 今回は奈良県で行われる女性部総会をアピールするために参加しました。会場ではTPP反対、米価暴落、増税反対等々、アベノミクスに対する怒りの声が全国からあがり、農民連が力強く感じました。農民は「米つくって飯食えねえ」、東北の漁民は「船つくって魚とれねえ」と命からがらの訴えでした。

 福島県では原発賠償問題、ソーラー設置による電力に自立化など、4人の青年が切実に発言してくれました。被災地の人は、みんなに元気を与えてくれ、割れるような拍手をもらっていました。

 2日目に奈良県の発言の時間があり、思い切り奈良をアピールしてたくさんの人の来県を呼びかけました。どんなおもてなしをするか、真に私たちの腕のためしどころでもあります。2日間パワー全開でがんばりたいと思います。

 農業改悪の結果若い命が犠牲に

  奈良県農民連・山口真知子さん

 各地の発言は、怒り、悲しみ、喜び、感謝と、実にさまざまでした。なかでも米価暴落で若い生命が犠牲になったという報告には、つらい思いがしました。農業改悪がもたらした最悪の結果です。

 TPPがまじめに働く者が苦しい思いをするものなら、絶対反対です。食料自給率をせめて60%は確保し、異常気象、災害にも折れず、おいしくて、もちろん安全なものを、世界の人々に食べてもらいましょう。国の繁栄の基本は、一次産業が元気なことであると信じています。

 全国の女性部総会が2月に奈良で開かれます。元気でお会いしましょう!

選挙勝利の力で安倍政権に反逆を

 選挙での勝利を内閣打倒の力に

  群馬農民連の木村君江さん

 毎回参加をしてきましたが、今回は高揚感を持って参加することができました。これはきっと選挙の結果が良かったからかなーと感じています。

 沖縄県知事選、衆議院選挙をたたかった国民は4月に行われるいっせい地方選でも、大きな力を発揮しないといけません。独裁・安倍内閣を倒すため国民の反撃が始まった…という年にしたいですね。

 TPP推進派が断念するまで気を緩めずたたかおう! 3月30日に東京で会おう。


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滋賀・近江八幡市 岡崎和子

(新聞「農民」2015.2.2付)
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2015年2月

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