本の紹介
松橋隆司 編著
弁護士 馬奈木昭雄
国・企業に一歩も引かず
挑み続ける弁護士の講演録
弁護士になるのとほぼ同時に担当した水俣病裁判をはじめ、じん肺訴訟、産廃処分場訴訟、そして諫早干拓事業をめぐる「よみがえれ!有明」訴訟など、数多くの公害裁判で画期的な判決を引き出してきた馬奈木昭雄弁護士。
「私たちは絶対に負けない。なぜなら、勝つまでたたかい続けるから」という信念をもって、国・企業に対して一歩も引くことなく挑み続けるその流儀を、膨大な講演録を元に、あらたに編集したものです。
裁判のなかで国や企業はどんなことを言い、どんな手口を使うのか、その手口は、水俣病をはじめ、最近の東電福島原発事故をめぐる裁判まで共通していることを浮き彫りにしています。
公害や環境破壊、いま裁判をたたかっている人にぜひ読んでほしい一冊です。
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四六判並製176ページ
定価=1600円+税
申込先=合同出版株式会社 TEL 03(3294)3507、ファクス 03(3294)3509
(新聞「農民」2015.2.2付)
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