「農民」記事データベース20150202-1151-02

埼玉

準産直米に熱い視線!!

超低米価に “確かな販路”が魅力


 埼玉県のブランド米「彩のかがやき」2014年産の農協の概算金は7000円の超低米価。2年前の1万4000円の半額で、農家にとって衝撃的な出来事です。

 私は例年一人で1000俵近い米の流通をお手伝いしていますが、新たに250俵を出す新会員を拡大し、すでに1000俵を突破し、さらに増える勢いです。農家はあまりにも安い米価に改めて米屋さんなどと提携した農民連の準産直に注目しているようです。これまでは、「未検査でも高く買ってもらえる」と、地元の集荷業者等へ出していた農家が、500俵からの米を「検査してくれ。農民連に出したい。15年産は1000俵は出す」と新たに農民連の会員になりました。

 周辺の多くの農家が「米作は赤字になるから撤退する」というなか、「15年はもっと増産する。検査も頼む」との声が各地で聞かれます。

 価格メリットもありますが、農家にとって確かな販路の確保は切実な要求になっています。米業者の協力を得て進める農民連の準産直に参加する農家を大きく広げることが十分可能な情勢です。

 今日も、米業者に向けて400俵をトラックに積み込みました。

(埼玉農民連 立石昌義)

(新聞「農民」2015.2.2付)
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2015年2月

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