後継ぎ1年の会員、稲が倒伏
会員15人が手刈りで援農
西山形農民連
山形市の西山形農民連は10月16日、会員への援農(人手による稲刈り)を行い、役員を中心に会員15人が参加しました。
会員の杉沼俊昭さんは、お父さんの後を継いで田んぼづくり1年目です。3反歩の田んぼは稲(コシヒカリ)が倒伏し、泥の状態でコンバインを2回入れましたが稲刈りができない状態でした。周辺の田んぼはすでに稲刈りが終わり、時期的には困難な状況でしたが、西山形農民連では役員で相談し、「人手による稲刈り、即コンバインによる脱穀をする以外にない」と判断。会員に援農を呼びかけ、この日の行動になったものです。
当日は好天に恵まれ、朝8時半から稲刈りカマ、長靴、田植え靴を準備し、無事、杉沼さんの田んぼの稲刈りを終えることができました。西山形農民連の高橋嘉一郎会長(山形県農民連元会長・顧問)は、「既にラ・フランスの出荷も始まり、会員も大変忙しい時期だが、助け合いの精神で多くの会員が駆けつけてくれた。今後のいい前例にしたい」と話しています。
(山形県農民連 洞口昇一)
(新聞「農民」2010.11.8付)
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