多収穫・高品質めざす“有気農業”岩手県農民連女性部ものづくり学習会
岩手県農民連女性部は3月29日、花巻市で第2回ものづくり学習会を開き、会員以外の人も含め25人が参加しました。講師は、秋田県農民連の会員で元農業改良普及員の猪股義補さん。猪股さんはいま、「有気農法」という新しいやり方で多収穫・高品質の野菜や米を作っています。猪股さんの話はかなりハイレベルな内容でしたが、とても多くのことを学ぶことができました。その内容を紹介します。
元農業改良普及員猪股義補さんの講演アメリカでは農薬を散布するとき防毒マスクをして作業をします。そういうものを“食料”と呼べるのでしょうか。いま、政府が国会に提出している「農地法改正案」は、大企業や外資系企業にも農地取得の道を開くもので、そうなれば農薬漬けの農産物が出回り、農家もたいへんですが消費者にとっても命にかかわることで、絶対に許してはいけません。 私が作る多収穫とは、大豆なら1本からサヤで500個、トウモロコシなら650グラムの大きさで糖度が1・7以上などです。“有気”とは生命力のことで、活性剤を使用し大量の水と大量の肥料を与えて育てる農法です。ずっと肥料をやり続けたイチゴは、どのランナーでも翌年また使えます。活性されている木は、たわわに実がついても折れません。トマトも成育中は実割れしません。 安全な農産物を作るうえで注意すべき点は、残留農薬や環境ホルモン、遺伝子組み換え作物などばかりではありません。窒素肥料による硝酸塩はがんを誘発するなど、人体に有害な物質で、野菜に硝酸塩が残留しないような栽培をしなければなりません。私が使用している活性剤は、多収穫・高品質のほかに硝酸塩がまったく残りません。 (岩手県農民連 久保田みき子)
婦団連「レポート」発表女性差別撤廃条約30周年新自由主義的政策やめ
今年は「女性差別撤廃条約」採択の30周年。7月には、日本での同条約の実施状況を日本政府がまとめた第6回「報告書」が、国連女性差別撤廃委員会で審査されます。
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[2009年4月]
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