交流会に安全・おいしいお米づくり栽培技術に高い関心
産直ネットワークいばらき茨城農民連・産直ネットワークいばらきは3月31日、県連の会議室で米の栽培技術交流会を開き、30人が参加しました。まず、アイガモ農法に取り組んでいる4人の農家と、米ヌカ除草、疎植水中栽培に取り組んでいる2人の農家から、それぞれ実践報告。そのあと、民間稲作研究所理事の舘野廣幸さんと茨城県農業研究所の水田利用研究室主任研究員、田中研一さんから助言をもらいました。 また、参加者全員が自分の栽培方法などについて発言し、「苗踏みは、体重の重い人がスリッパをはいてしっかり踏んだほうがいい」という話には、「そんなに踏んで大丈夫か」など熱心に質問も出しながら、交流を深めました。 タヌキ、キツネ、イタチ、犬、カラスなど地域ごとに違う天敵の対策など、試行錯誤をくりかえしながら地域にあった農法を作り上げてきた農家の実践は、たいへん感動的でした。 自らも様々な有機稲作を実践してきた舘野さんは、米ヌカ除草について「田植え後に米ヌカをまくタイミングが重要で、水温によって違うが、自分は田植えと同時にまいている」「ヒエは酸素を断てば発芽しない。コナギは逆に酸素がなくなると発芽するが、光が届かなければ発芽しない」など、ていねいに説明してくれました。 田中さんからは、有機質肥料と食味の関係や、密植によって雑草を抑える農法などを研究していることなどについて、紹介がありました。 参加者からは、「たいへん参考になった」「実に有意義な一日だった」「これからもこのような交流会を開いてほしい」などの感想が寄せられ、栽培技術に対する関心の高さに改めて驚きました。 (茨城農民連 村田深)
お米と野菜作り栽培学習会
|
[2009年4月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2009, 農民運動全国連合会