農のこころ丸山美沙夫
耕せば土の飢えたる息吹かな 藤田 秀悦 『ザ・俳句歳時記』から。春の日差しが感じられると、田や畑に耕す人の姿が見えはじめる。耕耘機のエンジン音が響き、活気づくときである。眠らせていた農土は、耕すことによって土の息づく匂いを感じる。この作の「土の飢えたる」は、まさにその覚めゆく「息吹」であり、耕す人々の意気込みが伝わってくる。
(新聞「農民」2009.4.13付)
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[2009年4月]
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