「農民」記事データベース20090413-872-04

山 形

困りごとなんでも相談会

県農民連 訪問者に米・野菜提供


画像 山形県農民連が県労連に呼びかけて取り組まれた「みんなの困りごとなんでも相談会」(実行委員長、外塚功弁護士)が3月29日、山形市内で開かれました。副実行委員長で県農民連会長の花烏賊義廣さんは「今日を契機に力をあわせ、政治を変えるためにがんばろう」と訴えました。

 「労働」「生活」「健康・医療」のコーナーには、就職の内定を取り消され母親と一緒に相談にきた高校卒業生や、派遣切りにあい「会社の寮を出るように言われた。母のパート収入の5万円で生活しているが、生活保護の申請に行ったら若いのだから“仕事を探せ”と言われ困っている」と相談した労働者など、35人が切実な問題を相談していました。

 会場前の広場では、農民連女性部が朝早くから準備したおにぎりや新婦人がつくった豚汁が振る舞われました。また、農民連が中心になってチャリティバザーが開かれ、会員などから提供された米やりんご、にんじんなどを販売。売り上げは実行委員会にカンパしました。

(山形県農民連 洞口昇一)


さいたま市でも県農民連が炊き出し

画像 埼玉県では3月21、22の両日、さいたま市鐘塚公園で「反貧困・駆け込み大相談会in埼玉」が開かれ、派遣切りにあった人など約250人が集まり、労働組合の役員や弁護士、医療関係者などが相談にあたりました。

 埼玉農民連も実行委員会のメンバーとして炊き出しを担当。農民連の会員やJAに広く呼びかけたところ、米150キロをはじめ、豚肉、卵、ネギ、生シイタケ、ホウレン草など、あわせて450キロもの農産物がカンパとして寄せられました。

 実行委員会から「特裁米のコシヒカリ、銘柄の豚肉、新鮮な野菜がこんなに届くとは。炊き出しメニューを増やしたい」と感激されました。

 相談に訪れた労働者や派遣切りに合うなど職を失った人たちは、相談をすませた後、炊き出しコーナーに並び、中華丼やカレーライス、ひき肉の青ジソいためのなかから自由に選んで食べていました。ある男性は「ネットカフェやカプセルホテルで所持金が底を突いた。久しぶりにおいしい食事をとることができました」と喜んでいました。

(埼玉農民連 松本慎一)


神戸市では県連青年部がもちつき

画像 兵庫県神戸市では3月20日、格差社会を是正する共同闘争実行委員会主催の「一日派遣村」が開催されました。

 兵庫農民連青年部は、主催者の要請を受け、10臼(うす)のもちをつきました。もちつきは、青年部長の古跡真一さんの指導で始まり、「つき手」は、ボランティアの青年や集会参加者が交代で行いました。

 ついたもちはリストラにあった人やホームレスの人などに無料で提供。当日は、80人が雇用・生活・医療相談を受け、27人がその日のうちに生活保護の申請をしました。

(兵庫農民連・上野信行)

(新聞「農民」2009.4.13付)
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2009年4月

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