「農民」記事データベース20090406-871-15

1200人の会員突破して
盛大に設立20周年祝賀会

福島県農民連

関連/香りもいっしょに届くといいな

 福島県農民連は3月22日、郡山市の農業総合研修センターで設立20周年記念祝賀会を開き、来賓も含め230人が参加。「20周年を1200人の会員で迎えよう」と掲げてきた目標もこの日までに突破し、盛大なお祝いとなりました。


 歌あり踊りあり自慢の料理堪能

 あいさつした農民連の白石淳一会長は、会員拡大の目標達成を「全国の仲間を励ます大きな成果 」と激励。また、来賓あいさつでは福島県農協中央会代表が「福島の農協は全国で最初にミニマムアクセス米の廃止を要求した」と表明。生協や新日本婦人の会の代表らも、産直など、運動にかみ合った生産点での結びつきを生々しく話しました。

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お祝いにかけつけた新婦人のみなさん

 会場は会員提供のサクラとレンギョウが中央を飾り、各単組の自慢の料理、全国の物産を堪能しながら、迫力ある霊山太鼓、スライドとトークで振り返る県連の20年、女性部のお米音頭で最高潮に。最後に「ふるさと」の合唱で第1部を終えました。第2部は目の前のビール園を貸し切りにして、農民連らしい(?)懇親会に大変身。歌あり、踊りありの大宴会でした。

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単組自慢の料理についつい手がのびる

 全県全会員あげての取り組みの成果

 福島県連は、10年前に会員数が1000人を突破した後、農業情勢の悪化で離農や会員の高齢化が進み、会員を飛躍的に増やすことがなかなかできませんでした。2年前の総会で、20周年を新たな運動を築き上げるスタートにするため、祝賀会を期限にして1200人の組織を作ることを決定し、会員拡大に意識的に取り組んできました。その結果 、昨年は10年ぶりに50人を上まわる87人の新入会員を迎えて弾みをつけ、今年も80人を超える仲間を迎えて、目標の1200人を突破しました。

 祝賀会の10日前にはまだ目標に達していませんでした。そこで「3・13重税反対統一行動」の日にもすべての単組の会長に電話で訴えるなど、夢を語り、政治に怒り、あきらめず、放さず、執念をもって奮闘しました。まさに全県、全会員あげての取り組みの成果で、涙あり、笑いあり、驚きありのドラマの連続でした。

 農民連の果たす役割は、いっそう重要になります。県内農家の2パーセント、販売農家の3パーセントを組織化し、地域をデザインできる県連をめざしてがんばることを誓いあった祝賀会でした。

(福島県農民連会長 亀田俊英)


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茨城・小美玉市 高崎暢子

(新聞「農民」2009.4.6付)
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2009年4月

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