「農民」記事データベース20090406-871-04

農のこころ

丸山美沙夫


 荒るる田に一喝二喝春の雷

            美沙夫

 減反政策がすすめられ、米の転作が推進されたが、多くの米づくり農家はそれに替わる作物がない。無いというよりは、安定した作付が出来ない実態にされてきたからだ。休耕田や荒畑が増え、限界集落も増えている。一度荒してしまった棚田などはすぐには田に戻せない。先人たちの切り拓いた田に響く、春の雷音だ。

(新聞「農民」2009.4.6付)
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2009年4月

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