「農民」記事データベース20090406-871-03

農民連などが「働く仲間のひろば」

くらしと雇用を守れ

相談コーナー 労働6件、生活も2件 奈良

関連/確定申告後の心得


画像 「派遣切りをやめろ! くらしと雇用を守れ!」―奈良県農民連は、労働組合や医療機関、生活と健康を守る会など県下の各種団体と実行委員会を結成して、「働く仲間のひろば」を開催しました。

 農産物バザーは大人気、すぐ完売

 弁護士など専門家による労働・生活相談コーナーや、農民連の農産物バザーなどが催され、およそ1000人が「ひろば」を訪れ、労働相談が6件、生活相談も2件寄せられました。

 相談に訪れた35歳の男性は、昨年末に解雇され、住む家もない状態。後日、天理市に生活保護を申請して認められ、「これを契機に職探しを始めたい」と語っていました。農民連会員から寄せられた100キロを超す米をはじめ、バザー用の農産物は大人気で3時間ほどで完売。売上金は実行委員会にカンパされました。

(奈良県農民連 竹島茂直)


確定申告後の心得

 税務署からはがきや電話があったら

 自分で返事を出したり、ひとりで税務署などへ行ったりしない。法律に定めがないので、断っても不利益はありません。

 税務署員がいきなり来たら

 「今日は都合が悪いので、あとから連絡する」と言って、その日には応じない。「少しの時間ですむから」と税務署員は言いますが、引き込まれないようにしましょう。

 農家への税務調査は、農家の承諾が必要な調査です。また、仕事のジャマはできません。農家の都合に合わせなければなりません。

 税務署員に押印を求められたら

 どんな書類でもすぐにハンコを押さないこと。「よく検討してから、後日届けます」と言って、その場では断りましょう。

 税務調査に応じるときは

 絶対に一人では対応せず、信頼のできる人に立ち会ってもらいましょう。

 困った時は最寄りの農民連へご相談ください。

(税対部)

(新聞「農民」2009.4.6付)
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2009年4月

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